レキソタンのメリットデメリット

またレキソタンを飲み始めています。
あまり神経質にならなくていいのでしょうが、
過去の自分を否定したいあまりに薬を頑なに拒否していました。
こうも慢性的な痛みとQOLの低下に悩まされると

クスリをのんで落ち着けた方が「全体的に良い」と判断したのです

しかし罪悪感を持って服用するのも良くないのでレキソタンのメリットを自分なりにまとめました。

私の経験からレキソタンのメリットデメリットを以下

メリット

QOLの向上 落ち着く 比較的抜きやすい あまり眠くならずに安定
少し元気が出る。 安心感がある。

デメリット 依存  思考力が少し低下 判断力少し低下又は易怒 感情が少し麻痺する
尿漏れ リビドーの低下 ビオチン欠乏症など栄養面での阻害  禁酒が必要

簡単にまとめると以上です。解説するとレキソタンの効用は雨が降る前のどんよりした日に低下する気分を「真ん中」
くらいに持っていってくれます。そこから自然なリズムで睡眠がとれる一日の活動に結びつきます。

張り切りすぎて延々と作業しすぎるところまで改善します。この辺のバランスは生活習慣を見直しながら改善するしかありません。
特に台風前
胸の圧迫感、腹部膨満感が和らぎ一日が過ごしやすくなります。

ここまで来ると「良いクスリじゃないか」とご指摘を受けそうですが、そこはやはり向精神薬。脳に作用しますから、
どこか感情が麻痺します。そこから人格が変わり怒りやすくなります。

自分で意識していても抑制が外れた「脱抑制」状態になります。

元気の代わりに性格の変化が生じます。これはコントロールしにくいので、予めクスリの副作用と福祉ヘルパーの理解をとりつけて
思考と行動をコントロールする訓練が必要になります。

一番の問題点はクスリがやめられなくなる「依存」です。レキソタンは比較的抜きやすい良いクスリですが、他の薬(私の場合セルシン)と
同時に飲んで断薬すると辛い離脱禁断症状に見舞われます。

この点レキソタン単剤で服用していると離脱禁断症状、後遺症に悩まされず服用できると思います。

レキソタン(ブロマゼパム)は非常にポピュラーでQOLの改善に役に立つクスリであることは間違いないです。

ストレス社会では運動や食事で改善できない心身症がおこるのでどうしようもない場合は向精神薬をのむというのも一つの選択です。
しかしこれはあくまで最終手段です。

そしてわたしのように他の向精神薬=セルシンの後遺症や過剰なストレス状態で苦痛が長期慢性化した場合、断薬に固執せず

レキソタンをのむという選択がベターだと思います。

3年間減断薬を進めてきましたが、「大人しくクスリをのめばいい」との結論に達しました。

周りによほど協力的な家族がいない限り向精神薬の断薬は無理です。

また長期服用したものにとって無理な断薬は避けレキソタンを服用するという判断が人生の時間を有意義に使う手段の一つといえます。

一日苦しい時間を過ごすのは苦痛です。クスリが効くのならまだ助かっている証拠」
とポジティブにとらえるのも良い思考習慣の一つです。

レキソタンのメリット、デメリット、個々人の差があると思いますが、参考にしていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

<スポンサーリンク>



2 件のコメント

  • ATさん、こんにちは。
    私も治らない慢性痛で毎日悶々としています。
    中枢性の筋肉の強張りが原因と考え、中枢神経に働くテルネリンという
    筋弛緩薬を飲み始めました。
    副作用が怖いので、最初は2mg/dでステイし、4mg/d→6mg/dと漸増してい
    いきたいと考えております。
    これがダメなら、慢性疼痛の治療ガイドライン通り、リリカを服用するかしかないかなと思っています。
    リリカは実は一度服用したことがありますが、75mg/dと少量でした。
    600mg/dまで漸増すれば、効いてくるかもしれません。
    ただし、リリカの悪評はネットではずいぶん騒がれています。
    めまい、ふらつき、気絶、吐き気等枚挙に暇はありません。
    離脱症状もベンゾ並みに激しいようですし。
    日本ではリリカは大人気ですよね。老人がどっか痛いといえば、
    とりあえずこれを処方するという感じになってます。

    • 愛読者様こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      身バレする覚悟で書きます。
      私は2000年からレキソタンと一緒にアロフトという筋弛緩剤を
      処方されていました。
      肩こりが主訴だったからです。
      一日2mg×3だったと思います。

      2000年から2007年までの処方はレキソタン5mg×3、
      アロフト2mg×3、ロヒプノール2mgです。
      ベンゾ漬け、筋弛緩漬けです。これに飲酒もありましたから、
      相当滅茶苦茶な言動だったと思います。

      2007年からロヒプノールを自ら切ることを訴え認められました。
      本当はこの時レキソタンも漸減するつもりでした。
      ところが医師に言葉巧みにセルシンを追加されました。

      レキソタン、セルシン、アロフトというメチャクチャな
      筋弛緩を自らやっていのです。(やられたのです)

      2015年にセルシンを急激に減薬しなんとか断薬。胃炎の始まり。
      この時に筋弛緩剤がアロフトからテルネリンに変わりました。
      2mg×3の6mgです。
      テルネリンが中枢神経に働くとは知らず一気断薬しました。

      長くなりましたが、私はテルネリンもMaxで飲んだことがあるのです。

      薬漬けです。

      今レキソタンを5mg×2=10mgに戻しましたが仕方ありません。

      ノドの痛みと違和感をやわらげるためです。
      レキソタンが効かなくなればリリカなんて出てきそうです。

      ベンゾジアゼピンと縁が切れない、それどころかレキソタンに精神的に依存し始めています。
      クスリに支配される人生は嫌ですが、「慢性」疼痛となると話は別ですよね。
      安全にクスリを服用したいものです。またコメントお待ちしております。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    ABOUTこの記事をかいた人

    50代男性 2015年(40代の前半)に過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 一人暮らしなので自炊。食事の改善をはかる 現在はご飯とお味噌汁の一汁一菜の一日に食生活 障害年金と家族の支援を受けて生活しています。 先の不安を感じながらも 節約と療養に明け暮れる生活を送っています 体力の回復で何とかなると楽観 気楽にいきましょう