自炊を継続すると見えてくる資本主義社会の罠

本格的に自分で料理をする生活を約5年続けて気づいたことは
資本主義社会は多くの人を化学物質に依存させ
中毒者にすることを指向する社会だということです

資本主義社会とは産業経済社会

つまり大量生産大量消費の社会

大量に生産した商品=食品を大量に消費してもらうためには
多くの人に何度も繰り返し買ってもらう必要が
食品メーカーにあります

手作りや自然食品では腐るし時間がかかる
少量しか供給できない 見栄えが悪い

食材を腐らせず大量に生産流通そして販売するには
保存料がかかせません

当然それだけではまずくなるので化学調味料や甘味料をたくさん使うことになります

また見栄えをよくするために着色料や凝固剤又は膨張剤が使われます

味はたんに美味しくするだけでは商売にならないので

依存させリピーターにするため麻薬類似作用のある
化学調味料も必須になります

ここから食品メーカーのやっていることは麻薬犯罪界や精神科の薬漬け商法と
その本質において変わりありません

元・吉野家の伊東常務「生娘シャブ漬け」発言(2022年4月)からも伺えます

「田舎から出てきたばかりの若い女の子を生娘なうちに牛丼中毒にする。
男に高い飯をおごってもらうようになれば絶対に食べない」

これは何も知らない少女をヤクザがシャブ(=覚せい剤漬の隠語)漬けにして言いなりにするという
暴力団の発想を引き合いにだしたもので吉野家の牛丼で舌の肥えていない若い少女を
中毒にしリピーターにするという意味です。

伊東元常務は販売戦略の一環としてメーカーの依存商法を
早稲田大学の「デジタル時代のマーケティング総合講座」で紹介しました

メーカ側の顧客層への本音丸出しで特に女性への侮辱が許しがたいものです

伊東元専務はこの発言の責任を問われ解任されましたが発言内容はメーカー側の本音を実に実によく表しており
業界の構造を炙りだすという本質論において正しいです

これは何も吉野家に限ったことではありません

他の業界でも同じです

「いかに依存させ支配し儲けるか」

吉野家や精神科医だけでなく他の食品業界もやっていることは同じです

「化学物質で客を中毒にして儲ける」

断薬するにあたり自炊で食事を変えることからこの社会構造に気づくようになりました

食品業界のこのような実態は、何もショッカーのような
悪の組織がはびこっているのが原因ではなく
資本主義社会ではお金を儲けなければならない「資本の論理」に起因します

より手早く確実に利益を上げるためには多くの顧客にリピーターに
なってもらう必要があるのです

何の害も無い依存商法なら罪は無いのですが
化学薬品を使った依存は健康に害を及ぼすので注意が必要です

メーカー側の思惑に盲目的に従っているととんでもない目に遭います

自分たちが資本主義社会に生きている限り便利さの裏に
罠が張り巡らされています

つねに背後にある社会のことを考える

産業化する前の農村と漁村が中心の一次産業社会でなくなった現代社会は
常に食の脅威にさらされています

なるべく自然の食材を手料理で
余計な調味料を使わず見栄えが悪くてもいいのです

自然食材を使った自炊料理は日本人の感性が本来持っている自然の感性を甦らせ

健康だけでなく日本の伝統と文化をも守ることにつながるのです



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性 私大経済学部卒業  若いころから病気がち アルバイトや自営の仕事を転々とする 現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度利用者 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と 過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 一人暮らしなので自炊。食事の改善をはかる 現在はご飯とお味噌汁の一汁一菜の一日に食生活 障害年金と家族の支援を受けて生活しています。 先の不安を感じながらも 節約と療養に明け暮れる生活を送っています 薬害を受けてもないことにされるという資本主義社会の 矛盾に気づき社会福祉を受けることでマルクスの資本主義分析に共鳴