人生失敗の原因として薬物以外にあげられるのは、自分の心の使い方です。
自分の人生に対して途中で投げやりになってしまった。
自分に忠実でなくなったことが挙げられます。
心というのは不思議なもので表層にある顕在意識と深層にある潜在意識があります。
フロイトが潜在意識を発見したとされます。仏教にも阿頼耶識という概念があり、
心の奥底にある感情、信念が運命を形成し人生の成否を決めるとされています。
自分の過去を振り返ると、「深層心理に何を刻印するかで人生が決まる」という
潜在意識の理論はあながち間違ってません。
というのも過去に親から大金を投じてもらいながら、破滅的な行動をとって失敗した原因は、
ベンゾをのんでいたとはいえ、「見栄」「虚栄」を深層心理=潜在意識に自ら刻み込んでいたからです。
見栄や虚栄は自分の本音ではありません。偽りの自分です。自分にウソをついている状態です。
自分に嘘をついているのに、見栄をはるために「正しい」と正当化し信じ込む。
この正当化に当たって深層心理では自己矛盾を起こし、潜在意識において「逆暗示」
となっていたのです。
これは破滅的、破壊的なことです。そして自分の見栄や虚勢が虚栄で嘘で愚かだったと気づいた時は、
体を壊し、人間関係が崩壊した時なのです。
つまり痛い目にあったときにようやく自分にうそをついていたことがわかるのです。
経験から学ぶ成功法
自分に忠実で志しに見栄やウソが無い(少ない)ものは成功する確率が高いです。
少なくとも虚心坦懐に本音で志しを立てれば、お金や体力を有効に使う知恵が出てきます。
雑音=周りのネガティブな声や非難に耳を貸さず、自分の本音だけに忠実である。見栄をはらない自分であることが
第一条件になるのです。
筆者は人生の失敗者で病気になり、障害福祉サーボビスを受ける身です。あり余る時間とお金と体力を
無駄なことに捧げてきました。
無駄とは「会社法人」設立でした。身の丈にあっていないばかりか、全く何の計画も戦略もない会社。
父に大金を投じてもらって会社法人を作っていました。いわゆる起業です。
はじめは自分の計画と戦略がありましたが、父の提言を採用したことで混乱。
父に矛盾を感じながらも大金を出資した父を崇拝するあまり、
無理に無理を重ねました。ベンゾの量が増えた時期と一致します。
ベンゾ過飲と無謀な法人経営。当然成り立ちません。
それでも実態を知らない父は直接の言葉と毎日のEメールで私を催眠にかけ無理な会社を続行させました。
この時点で父に「無理である」「破綻している」ということを具体的に説明すべきでした。
そもそも父に無理な計画で破綻しているということを一応説明していました。
通帳も見せていました。
それでも「会社制度」に無知な父には届かず、私に無理なことを要求し続けました。
そして独善的な支援を私に続けました。しかし10年近く経った2015年にベンゾ離脱が出て我に返り、休眠届を出しました。
このことをたことを告げると、
即座に私刑が始まりました。この時の私刑(油断させておいて突き放す、遠隔DV)の速さはすさまじいもので
今から考えても「予め計画されていたのでは?」と思うほどです。
父=毒父の愚かな提案と出資に乗ってしまったのは、自分を忘れていたこと、
自分に忠実でなかったことが悲劇の原因です。機能不全家族は見栄をはるのです。
自分の実力を冷静に判断し、
自分の道を素直に歩めばよかったです。
例えば、30代、個人事業で古本屋をやるとか、日本全国を旅してまわるとか、そういうことにお金を使うべきでした。
それが自分を見失い、世間体を気にするあまり、会社法人というものに目がくらみ、
会社制度に全く無知で誤解をしていた父(毒父)。
私は潜在意識にウソをつきながら、父は誤解、勘違いしたまま、この10数年を過ごしていたのです。
悪いことにベンゾ系向精神薬を毎日最大量のんで、判断力と思考力が低下。
40代の今振り返ると、自分の人生を棒に振りました。体も筋肉が萎縮して衰弱しました。
大幅に減薬しても体がボロボロです。お金もありません。
結局30代、身の丈にあったことをしていれば無駄な会社法人で税金のために走り回ることなく、
ベンゾを増量することもなかったでしょう。
すべてが裏目に出てしまいました。その原因はベンゾ系向精神薬はもちろんのことですが別の要因として
自分の心にうそをついていた、見栄で会社法人をやっていたということが挙げられます。
見えの会社法人を正当化するためにあらゆる屁理屈で自分の潜在意識に語りかける。これが逆暗示となったわけです。
また父にも間違ったメッセージを送ったことになります。会社制度や金融、法律に全く無知な父は私の矛盾と錯綜に
助言することができなかったのです。
結局私が父を騙したとも言えるのです。私は父をカルト教祖的に信用していたので、「どこかで導いてくれる」
と盲信していました。お互い馬鹿で無知。
経営計画や戦略がなかったとも言えますが、それより以前に「己に対して忠実」で無かったことが挙げられます。
私は「見栄」父は「欲」
親子そろって人間の一番醜い心に支配されていたのです。
毒親、AC問題といういいい方もありますが、潜在意識的、深層心理的には、
「自分に正直でない見栄と欲の塊の親子」だったとも言えるのです。
これを機能不全家族というのかもしれません。
失敗のパターンからわかるのは、自分の願いや志しを立てる時は、「己に忠実であること」
「正直であること」が絶対条件なのです。
肩書きや世間体、見栄で自分の道を判断してはいけないのです。
これは特殊なケースではなく、すべての人に共通して言えることだと考え、今回記事にしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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