栄養療法はだし汁をベースに

向精神薬の離脱において重要なのは栄養療法です。

精神薬をのんでいる状態は酵素と免疫力が不足した状態です。

それではクスリを抜けばいいではないか?と思われるでしょう。

しかしことはそう簡単に効きません。

それまで精神薬で保っていた脳ホルモンのバランス、自律神経、免疫系統が
一気にかく乱し、心身に重い負担をもたらします。

そのような中で、普段食養生を蔑ろにしている現代食生活を続けると、
精神薬の離脱がうまくいきません。

苦痛と心身の不調に長期さらされます。

まず食事の改善です。

とりわけ調味料を厳選します。

向精神薬自体が不自然な毒ですので、ここで食品業界がばら撒いているアミノ酸等、合成着色料など食品添加物に
まみれた食事を続けると、心身に支障をきたします。

これではベンゾ離脱(精神薬離脱)がうまくいく訳がありません。

食養生は何かを「足す」より有害な毒を「排除する」という考え方をベースにします。

そのために食品添加物の入っていない「ダシ」を自作します。

原料は昆布、かつお節、煮干し、干しシイタケ」です。

天然のグルタミン酸が豊富で向精神薬で失った栄養素や酵素が補充されます。

また衰弱した神経系統や内臓のホルモンバランスを活性化させます。

何より「おいしい」のです。

加工食品にある調味料はニセのうま味です。ホンダシにもかつお節は入っていません。
カツオエキスが他の添加物とオッ所に混入され「おいしい」と錯覚させられているのです。

MSGとも言われ欧米では禁止又は制限されています。

日本だけです。ベンゾジアゼピンもグルタミン酸ナトリウム(アミノ酸等)も野放しなのは・・

向精神薬にしろ、食品添加物にしろ「一時的な良さ」があるだけで実態は中毒性のある毒物にすぎません。

向精神薬の減薬、断薬においてはこうした食品添加物の毒を排除することが第一条件です。

そのために本物の自然食品でダシ(出汁)をとるようにします。
これが一番手軽で安価です。

料理がうまくなると、
見栄えがようなりうま味が増します。

それにより精神面にも良い作用があります。よってベンゾ離脱には出汁を重視した食生活の改善が不可欠なのです。

長いベンゾ減薬で食生活を軽んじていましたが量より質。

良い出汁、調味料を使って良質のたんぱく質、ミネラルを摂るよう工夫します。

食事の回数は、
一日2食くらいでいいです。
内臓が休まります。

筋萎縮の恐怖で無理に3食と食べ過ぎていましたが、それにより胃腸に負担をかけ、
添加物の摂取を多くしていたことを反省しています。

ベンゾ離脱、禁断症状、後遺症は心身共に苦しいものですが、恐怖心を抑えストイックな食生活を
続けることをお勧めします。

筋肉が萎縮しても最初の一年が辛いだけであとは慣れてきます。
行動力は低下し痛みや違和感が慢性化し、福祉を必要としますが、
なんとか生きていくことはできます。

食べ過ぎず、食事の質を高める習慣を持ってください。

こうした継続が体質を改善しベンゾでダメージを受けた体の各器官、細胞、神経が自然治癒に向かうと
信じています。

人間の自然治癒力は底無しの力があります。

「慢性筋疼痛」という病名に甘んじることなく、それも一つの体からの声、出さねばならない禁断症状を心得れば
心穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

とはいえ脳に作用する向精神薬は厄介です。いつどこにどのような症状が出るか全く想像できません。

「ある種の悟りを持て」「良くなることを祈る」いろいろな励みの言葉があります。
ありがたい言葉です。しかし症状の前に屈する自己という存在を正面から見つめることが大切です。

もう後戻りできないのです。

しかし生きています。生かされています。残された生をより充実させるにはなるべく煩悩を捨てることが肝要です。

これが一番難しいのですが、向精神薬のお離脱には諦めの境地も必要です。

一歩引く勇気。

己を客観視する。心だけでも日々行える実践です。

栄養を改善し気力を高め、心を修養によって鎮める。

古来より日本人が持っていた知恵をクスリをのんで傲慢になった後遺症で思い知らされました。

まずは栄養療法、出汁(ダシ)を工夫してください。和の知恵に向精神薬を抜くための生きるヒントがあることを発見されるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復