レキソタンが抜けない

レキソタンが抜けない また夏が来た

異常な暑さが続いていますね。ただでさえ胃炎で食欲がないのに、
この暑さでまったく食欲がありません。

週に3日来てくださるヘルパーの方も疲れている様子で
それがまたこちらの心理的負担になります。

確かに助けてもらっていますが、暑さと人間関係が複雑に交差し

心身へのダメージへなります。

このような時でもレキソタン5mgの服用は守っています。

「やめてもいい」「断薬すべき」という思いも当然あるのですが、
この暑さとストレスの前にレキソタンをのんでしまうのです。

思えば18年前の2000年にレキソタンを服用したのがベンゾジアゼピンの始まりでした。

当時20代。今より健康で筋肉も胃の強さもあったにも関わらず重度の肩こりと不眠を主訴に
精神科の門をたたいたのが地獄の始まりでした。

晩酌の習慣もあったのでベンゾの効力を倍化。その後レキソタン5mg×5にロヒプノールが
常用薬になりました。

薬効を信じてレキソタンを放り込んではウォーキングに励みQOLの改善をはかっていました。
愚かです。これは全くの逆効果でした。

レキソタンをのんでも肩こりは緩和せず、余計に肩ががコリ、のんでいる間だけ和らぐという作用に
違和感を覚えながらもその依存性に中毒になりました。

不眠を主訴に服用していたロヒプノール2mgも効果がないどころか全くの不眠で頓服にレキソタンを追加するという

状態でした。これは医師の指示によるものですが完全に多すぎる量をのまされていたのです。

なぜ2000年当時を振り返るか?

それは今のレキソタン単剤が当時と全く同じだからです。それも7月。ちょうど熱い最中をウォーキングに励むため
レキソタンを放り込んでいた記憶が生々しく甦ったからです。

当時生きていた大正生まれの祖父ともよく話し夕飯をともにしました。

その祖父は昨年95歳で他界し何の親孝行もできなかった自分の不甲斐なさ、ベンゾに走った愚かさを
痛感させられるのです。

レキソタンを一日15mg(朝昼晩)と3回とロヒプノール2mgをのめば人格が変わります。

思考力が低下し惰性で物事を判断します。また「脱抑制」で常軌を逸した言動も多くありました。

そのような異常な言動も薬効のお蔭で「アクティブになった、積極的になった」あるいは「リラックスできるようになった」
と誤認していたのです。

実際は妙なハイテンションと思考力の低下です。

これを元の性格という人がいるでしょう。しかし断じて違います。

精神科医の主観で異常者とされた患者がクスリで脳の働きを低下させられていたに過ぎません。

どんなにクスリの効能書きで美辞麗句を並べようと私のベンゾ服用体験と精神科医の何かを隠すようにカルテを書く
挙動不審を思い出すと明らかに「社会的沈静」が目的のベンゾジアゼピン投与で

もちろんそのようなクスリには治療効果はなくただ怠惰と惰性、攻撃性をもたらし人生を崩壊させるのです。

なまじ理系の思考になってベンゾジアゼピンをのんだのがよくありませんでした。

医学は理系といえど精神科は特に政治目的があるのですから人文的な思考
で精神科とそこで出されるクスリ(ベンゾジアゼピン、その他)
を見出さねければなりません。

精神科医の思考原理は「差別」です。差別心をもって人に優劣をつけ
精神薬を投与しているホロコースト型行政マシーン
なのです。

「決して癒しを求めてはならない」、「薬効を信じてはならない」
それが精神科と精神薬の正体なのです。

今は福祉という行政サービスを受けるための装置としての精神科医の存在を必要としますが、
もともとこんなクスリをのんでいなければ福祉など65歳以上になるまで関係のない世界です。

それが40代の男性が女性ヘルパーや60代の相談員の世話になるのは正直なところ恥辱です。

今はもうレキソタン5mgだけですので断薬してしまっていいのです。

が、やはり長年依存性の強いベンゾジアゼピンをのんだ代償は重く長引きます。

心の置き場に困りながら、迫りくる生活苦と家族の問題に対処しなければなりません。
もちろん今年の夏の暑さにでもです。



ロヒプノールからセルシンへの置き換え

2007年、ベンゾジアゼピンの服用に違和感を持った私は主治医にロヒプノールの削減を
求めました。私はこの後レキソタンをやめるつもりでした。

しかしロヒプノールの削減は認められたものの代わりにセルシンを追加されました。

それも5mg玉×3の一日最高量の15mgです。

レキソタンも一日15mg残されたままの処方になり、レキソタン、セルシンとあわせて一日30mgの

ベンゾジアゼピンを2015年に減薬するまで飲んでいたのです。

一日30mgのベンゾジアゼピンをのんでいたのですから、過度の鎮静です。

言動がよほどおかしかったのでしょう。
言葉巧みにクスリを増量され脳の機能を低下させられました。

「セルシンは肩こりをほぐすため」というのが医師の言い分でした。

それにしてもレキソタン15mgのセルシン15mgは多すぎます。

過剰処方で犯罪レベルです。これが医師免許でなされたのですから、
明らかに訴訟レベルですが日本では医者には勝てない法体系になっています。
仮に裁判を起こすとしても因果関係を証明する証拠がまったくありません。

つまり泣き寝入りです。それも障害年金のため頭を下げて毎月通院しなければなりません。
薬害後遺症の苦しみと加害者へ金を払って頭を下げるという行為。

精神科と精神薬に対して今のような知識レベルがあれば、このような汚辱に満ちることもなかったはずです。

人間性と尊厳を破壊する精神科医と精神薬。

このような悲劇が起こらないようにするには精神科と精神薬を根絶しなければなりません。

治療効果などありません。脳のホルモンと神経伝達物質に人工的に働きかけるきわめて有害なクスリなのです。

完全断薬と機能訓練しかありません。

それにしてもあまりにも多くの歳月と年齢を重ねてしまいました。

精神薬で人生を奪われた方は多いです。

少しでも社会認知と福祉が行きわたることを祈るばかりです。

最後までお読みいただきありがとうございます。



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復