弥生会計ソフトで個人事業の開業準備

今回もまた会計税務の話

昨日も一日、弥生会計ソフトに取り組んでいました。

赤字の休眠会社の決算申告のためです。

前回もこのテーマでした。
その際、会社法人は「休業中でも「経費も売上げも計上してOK」と書きましたが、
それではやはり身動きがとりにくくなります。

よって法人には経費にも売上げにも計上しないことに決めました。
前記事と反対の決意をしました。
しかしそのままではせっかくの経費計上が無駄になる。

そこで個人事業を開業することにしました。
収益はまだ個人事業レベルですらありませんが
個人事業なら法人と違って赤字でも税金がかかりません。

もう一方の会社法人は、赤字休眠でも決算申告の義務があります。
(均等割=法人市民税は免除されますが)
それでも営業活動できない法人の経費計上はナンセンスと気づきました。

とはいえ現在発生している法人費用を有益に生かさなければなりません。
そこで赤字の貯金 9年間有効の「繰越欠損金処」理を考えていました。

しかしここでまた銀行口座の動きが実質使えない。
大きな金額で銀行口座を動かせず、売上げも計上できない。

費用計上しても実質的に繰越欠損金として使うことのできません。

こんな赤字休眠法人に経費を計上しても仕方ありません。

こうなれば必然的に「個人事業」に移行せざるを得ません。

せっかくの法人経費は個人事業の経費にすることにしました。

まだ個人事業の開業届は税務署に提出していませんが、これまでの経費の勘定科目は
「開業費」で計上します。

何と今現在の開業前の時点で開業費として経費に計上できるのです。

ウェブ検索で解説サイトにその記述がありました。

さっそく
弥生会計ソフトに新しい事業所データを作成しそこに個人事業の開業費の仕訳入力。

経費データは、休眠会社の経費を総勘定元帳で全てプリントアウトしたものを使いました。

元帳に記載されている法人経費の勘定科目の数々を眺めながら、

個人事業の仕訳欄に一つずつ「開業費・元入れ金」(適用 事務用品費 えんぴつ)
という風に仕訳入力しました。

「適用」欄の勘定科目には、事務用品費の他は、
「消耗品費」、「工具器具備品」「新聞図書費」など記載。

本来。「借方」に書く勘定科目名を適用欄に記載して仕訳は全て「開業費」で仕訳は「借方 開業費・貸し方元入れ金」(適用 XX)
にするのです。

しかし、なんでもかんでも開業費にできるわけではなく、
注意すべきは10万円以上のものは開業費にできないということです。

その他、「通信費」や「旅費交通費」も開業費にできないというページがありました。

別のページには交通費、通信費は開業費に入れてOKという反対の記載があり、迷いました。

しかし法人の経費を0にすべく、法人経費は個人の経費に全て移転するという意味で

「通信費」や「旅費交通費」も個人事業の開業費に入れました。

これで法人の仕訳欄には費用科目は無し。資産と負債のみの決算申告書で費用税金、
全て0で申告できます。過去の赤字の繰越処理を別表7で計算するだけです。

個人事業は税務署に開業届を出すまで、弥生会計ソフト08に
「開業費・元入れ金」の仕訳処理をします。

本来なら3年前(2015年)の休業届けを出した直後にこうした処理をしなければならないのですが、

当時向精神薬ベンゾジアゼピンの離脱後遺症が急激に
出ていた頃でそれどころではありませんでした。

2018年6月になり、ようやくこうした事務処理ができるほど回復したといえます。

「個人成り」
今の作業は、
いわゆる「個人なり」というやつです。法人成りとは反対の意味ですが、

そもそも最初から個人でスタートすれば良かったんです。

それなのに法人でスタートしたばかりに、
その後、煩雑な書類の山に囲まれ身動きできませんでした。

また赤字なのに法人均等割り=法人住民税を毎年7万以上の支払い。

さらに高い社会保険まで支払っていました。

さらにそのための書類作成。

全く馬鹿らしいことでした。
しかも赤字続きですぐに休業すべきを
ダラダラと9年続け悲惨なことになりました。

幸い他人からの借金はなく債務は名目的なもので、その点気楽です。

休業により利益が計上できず
これまでの法人の赤字の欠損金は使えません。青色申告を続けるためです。

しかし法人にはあまり意味がないので
休業中の過去一年の法人経費は個人事業の開業費に移転し
繰り入れることで経費計上できます。

その辺はまだ救われた気がします。

個人事業は税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出するだけでいいので気楽です。

帳簿も弥生会計ソフトで決算申告できます。

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個人事業は赤字でも税金もかかりません。
国民年金は免除されています。障害年金まで受給しています。

税金はなるべく非課税又は減免。保険も入らない。合法的に入らない。

過去一年分の赤字休眠会社の経費と開業後の生活費の一部は全て個人事業の経費とする。

合法的に気楽に非課税で過ごすことができます。

こうした金銭処理は病気療養にいいばかりか、利益の追及もできます。

今の私にできることはアドセンス、アフィリエイト、Amazonマケプレくらいです。

これらは個人事業の届けなしでもできるのですが、

上述した通り、休眠法人の経費処理の関係上、

個人事業を開業しなければならないのです。

「個人成り」をしなければ法人休業が認められづらくなります。

個人事業を開業する限り

どうせならしっかりとした利益だしたい。

一年から2年以内に黒字にしたい。そのための計画も必要です。

だいたい2年くらいまで資金が持ちません。しかも病気と闘いながら必死です。

また福祉の人間関係にも少ししんどい思いをしているので尚更です。
(助けてもらっていますが)

個人事業といっても、自宅でできることは限られており、

ブログ収益もよほど記事をしっかり書かねばなりません。

また満足な安定収入
はいつになるかわかりません。今はとにかくやるだけやるしかないでしょう。

思えば、去年の今頃福祉ヘルパーの助けが入るまで、
会社の書類など見ることもできませんでした。

そのことを思えば今年はずいぶん
前進しました。

ただヒジヒザ回りの関節の筋肉が
薄くなり、胃も決して丈夫ではない。

体のあちこちに痛みと機能劣化を感じます。

今は向精神薬ベンゾジアゼピンの離脱で心身共に良い方向に変化しているので意識は明瞭。

この点は福祉を導入して本当に良かったです。

しかし不自由な体の中での個人事業の開業と休眠法人の決算申告。

苦労だけの人生に思えます。

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しかしまたまだこうしたやり直しができて屋根のある部屋で過ごすことができるだけ、
恵まれていると言えるでしょう。

あまり贅沢は言えません。

4月5月と暖かくなって回復の兆しがみえ6月を迎え、もうすぐ7月になります。

一年も半分が過ぎました。

ここで個人事業の開業届を出し、法人は休業決算申告。

「個人なり」の強行。

全て現実と適正を考え続けた意志決定です。

弥生会計ソフトでの決算書類作りもあと少し。

便利なソフトとインターネットのお蔭で障害福祉ライフが支えられています。

作業をしながら回復を願う日が続いています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

近畿在住。50代男性。 ベンゾゾジアゼピン系薬剤で薬害を被りました。 2019年7月3から断薬開始 断薬に関する書籍、ネット上の知識、激励そして鍼灸治療(訪問)のお陰で断薬に成功。 現在薬はまったくのんでいません。 断薬生活を機に食生活を見直しました。 日々の料理記録から断薬成功に必要な「思想」を読み取って ください 断薬に必要なのは小手先のテクニックではなく 生命や社会に対する思想が重要になるからです。 思想は料理に反映されます 「医食同源」の立場から砂糖や添加物を除いた料理記事を中心に しています。 お米はたくさん食べています。 世間で喧伝されているような糖質など一切問題ありません。 (ベンゾ服薬歴) 2000年 レキソタンからベンゾ開始。 以降ベンゾ系の睡眠薬を服用。 2007年レキソタン(ブロマゼパム)、セルシン(ジアゼパム)の2種類を カクテル処方され、2015年まで8年長期服用。 2015年から大幅な減断薬開始。 猛烈な胃痛と痩せ(衰弱)に襲われ 筋萎縮の後遺症に陥り現在も療養中です。 現在断薬4年を経過 2023年8月3日時点