「健康になりたいのに…無理しすぎて大失敗!そこから得た教訓」糖質制限は危険

以前、ベンゾを断薬する過程で自分の食生活を大幅に見直そうと考えました。断薬そのものが自分にとって新しい世界だったので「食事制限にも無限の可能性があるに違いない」と考えたのです。

「無理な糖質カットの罠」

まず始めたのが朝断食と糖質制限。「白米、パン、麺類など精製された白いものが悪い」と断薬指南の医師や作家の本に書いてあるのを読みました。「健康になりたいなら糖質を大幅にカット!」と意気込んで、朝は抜いて 昼はゆで卵と野菜だけ。夕食は肉、野菜サラダ。最初は「これでベンゾの毒が抜けて体が軽くなる!」とワクワクしてたんですが、3日目あたりから異変が…。

・日中、集中力が続かない
・ずっと頭痛がして、だるい
・ちょっとしたことで怒りっぽくイライラする
・体温が低下した感じ

それでも「これはデトックス期間だから我慢だ!」と、自分に言い聞かせて続けました。でも、1週間後には完全にエネルギー切れ。頭がぼーっとして、朝起きるのも辛くなりました。

「学んだこと」

「糖質制限理論は怪しい」:世間で流布されている糖質制限理論は重症の糖尿病患者を除いてはインチキ、詐欺に近い内容です。糖質制限理論が流行した歴史的背景を考えると、「マクガバン報告」(1977 年アメリカ合衆国上院特別栄養委員会報告書から発表)にたどり着きました。
この報告書によると動物性たんぱく質の過剰摂取がアメリカ人の生活習慣病の原因とし、穀物を食事の5~6割にするよう勧告した内容でした。つまり「肥満や心臓病、ガンなど生活習慣病の原因は肉卵など動物性たんぱく質の過剰摂取にある」とアメリカの公的機関が認めたのです。

つまりこの報告書に驚愕した食肉産業が「肉が悪いのではなく、米や小麦といった穀物が悪い」と責任逃れを目論んだという見方ができます。そうして「糖質制限理論」にスポットを当て補強し、食肉産業や製薬産業が配下の医療関係者に宣伝流布させ2012年頃から大流行したのです。


・「悪い食べ物などほとんど無い」:
しかし、白米や小麦粉など穀物=糖質そのものは悪くありません。むしろ命にとって最重要の栄養素です。動物性たんぱく質も基本的には悪くないのですが控えめがベスト。悪いのはそれらを含めた「食べ過ぎ」なのです。現代人の1日3食は食べ過ぎですから、朝断食するくらいが丁度いいのです。

「食べ過ぎ」が病気の原因ですから悪い食材を探してやめるのではなく、全体的な食事の量を減らす。これにつきます。朝は断食し昼はソバ、うどんなど軽めに。

夕食は酒を含め好きなものをバランスよく適量。自分が「おいしい」と思うものを少し食べるくらいが健康に良いのです。化学調味料は添加物はやめた方が良いですがそれほど神経質にならなくてもいいです。

ポイントは、「食べ過ぎを防げば何を食べてもいい」ということです。マクロビとか糖質制限なんてカルト宗教と思って遠くから眺めておけばいいのです。またベンゾ断薬される方は糖質制限をすすめる意見に出くわすことが多いと思いますが、全て無視していいです。むしろ白米をしっかり食べて力をつけてください



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復