断薬1年5か月目 近況 

2020年12月3日にレキソタン断薬1年5か月目を迎えました。

近況を大まかにお伝えします。

体が日に日に楽になっています

2019年7月3日以降のベンゾ断薬の離脱、後遺症で体は硬直しました(左にねじれている)

最近この辛い症状が日に日によくなっているのを感じます。

長野式の訪問鍼灸の治療を週3回受けているのが奏功しています。
鍼灸師の先生は恩人です。今から振り返ると、断薬できたのも、

ここまで回復できたのも
長野式の鍼灸施術のおかげです。

首肩を重点的に施術する鍼灸の治療をコツコツ続けた結果です。

これまで施術を受けた期間、首や肩の「得気」と呼ばれるツボ=経穴に当たり、
首や肩がビクリと動くことが何度かありました。

この鍼灸治療によるツボ刺激によってもたらせれた
筋肉に動きが生じると、それまでコリと強張りで
圧迫された神経と血管が解放され、
体が一気に楽になります。

そして頭がクリアになり手足、胸、ノドと言った部位にも気血水が流れ
体がのびやかに軽やかにそして温かくなるのを感じます。

生気がよよみがえる感覚です。

とはいえ、一気に治るのではなく外側の筋肉や筋膜から少しずつ
時間の経過とともに内に向かってほぐれていく感じです。

こうした体の変化が鍼灸治療開始から何度か訪れています。

施術中だけでなく、施術を受けた後、
特に眠った後の数時間後の時間帯に筋肉の変化があります。

硬直した体が少しずつほぐれ柔らかく、真っすぐになっているのです。

こうした
鍼灸施術を週3回受けあとは安静にする。

時折散歩もする。

今年は公園や海岸まで散歩に出かけられるようになりました。
家事もそこそここなせるようになりました。

自然治癒力が強まりこれがまた回復の速度を速めているのを感じます。

ただ、やはり手足、臀部の筋肉が衰弱し、体を動かすのに少し困難を感じます。
まだ外に出て長時間働いたりするのは無理です。

手足の筋肉の痩せはベンゾ離脱、断薬によって筋弛緩作用の反作用で”強度に萎縮した状態”が慢性化して
いたことから生じています。

そうなると筋肉への神経伝達が異常になり、手足、臀部がやせ衰えたのだと考えています。(「ALSかもしれない?」
と怯えた4年間怯えました)

なので痩せた体の部位をカバーするように動かしながら筋肉の回復トレーニングも
今後取り入れていかなければなりません。

不安要素が多いですが、今や体の硬直が緩和されて真っすぐ、柔らかくなってきているので
神経伝達は正常化しているので筋肉は回復すると期待しています。(あくまで期待ですが・・)

日々の回復を感じながら焦らずトレーニングを積みかさねたいです。

そして心穏やかに日々を過ごしたいです。

追記)

ここまで読まれた方は私が順調に回復していると思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。今でも心窩部はキリキリを痛むことがあります。
手足は薄く細いまま(これはあくまで主観的感覚。客観的には普通」の体格とみられることもあります)

一挙一動に困難を感じることが多いです。

特に冬季の寒冷は筋肉と血管が萎縮する季節なので神経過敏になり
これまで無自覚だった症状(筋肉の痛みなど)がぶり返します。

そうした時はシャワーか風呂に入る温浴で一時的な対処療法を繰り返すしかありません。

まだまだ完全な回復への道は長く、焦りとフラッシュバックの精神苦悩を抱えたまま
養生生活を必要とする極めて不自由な状態なのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。