2021年 2月3日。
ベンゾ断薬(レキソタン)から1年7か月目を迎えました。
1年6か月が経過。
レキソタン、ベンゾジアゼピン系は全く飲んでいません。
離脱生活を可能にしている要素は
1)障害基礎年金での自宅での静養
2)訪問の鍼灸マッサージ施術
です。
まずこの二大基礎によって生活が経済的に、精神的、肉体的に安定しています。
さらに良い習慣として
・YouTubeでの洋楽を聴いて歌う習慣。(2019年7月3日のレキソタン断薬日から。いい歳して恥ずかしいですが^^;
・1日2回食事を料理する習慣(2020年ごろから本格化)
・近くの公園散歩(月数回程度)(2020年5月ごろから)
など、かつての自分からは考えられない良い習慣ができました。
日常での活動量が増えたのです。
訪問ヘルパーの調理支援は2019年末からコロナのため受けていません。
なので全く一人での家事や活動ができるようになっています。
ほんの数年前まで激しい胃痛と筋肉の衰弱で何もできず汚部屋と化した部屋で
うずくまっていたことを考えると奇跡的な回復です。
それもレキソタンの断薬が継続できた状態です。
これだけでも素晴らしい成功ですが、
家事全般と料理ができるようになりました。これらが生活をより充足させ、
薬の存在をより不要なものにするという好循環を生み出しています。
生活リズムは、ほぼ早寝早起きです。たまに夜眠れず朝寝や昼寝を短時間とることで体調を整えることもありますが、
夜更かしはほとんどありません。
完全断薬したクリーンな状態で日当たりのいい部屋で起居していることで自然と体内時計が正常化しているようです。
ベンゾジアゼピン系の薬=レキソタン、セルシン、サイレース(ロヒプノール)をのんでいたころは、
夜更かしが当たり前。薬を飲んでも質の悪い睡眠の連続。いつも疲れた状態で何かあると怒りっぽい性格で
人間関係がことごとく破綻していました。
薬無しの生活など考えられず、よりよい睡眠のために向精神薬を飲むのは当然と考え服用していました。
しかし薬を飲むことがかえって不眠を悪化させ、人生を破滅に導いていたことに断薬で生活リズムを
整えてから気づきました。
そして精神薬を服用し信じていた愚かさを日々の断薬生活を思い知らされます。
「筋肉症状」
ベンゾジアゼピンによる副作用、禁断(離脱)・後遺症は
筋肉症状に関しては、二つあります。
まず
1)筋肉減少(手足、臀部)
2)首、肩、背中の筋肉の強張り、硬直、捻じれ(特に左へ)
1)の「筋肉減少の症状」は、残念ながら治っていません。
2)の筋肉と骨格の硬直、捻じれ、歪みといった症状
は、鍼灸施術と自然治癒力によってほぼ完治した状態です。
左側にねじれて硬直していた症状は本当に良くなり、治ってきています。
この調子で硬直し歪んだ筋肉と骨格がのびのびと柔らかく、軽く、温かくなれば
衰弱して薄くなった手足、臀部の筋肉はおのずと回復すると信じています。
今はまだ筋肉減少の状態ですが、硬直と捻じれはこれ以上悪化するとは思えず、
筋肉の硬直と捻じれが正常化するにつれ
筋肉は内奥から少しずつ回復するはずです。
鍼灸施術と自然治癒に期待しています。
「心理面」
後悔、自責、不安に襲われます。精神薬を飲んで気が大きくなり数々の失敗をしてきました。
仕事、家庭 すべてが失敗した状態です。
「もう過去には戻れない」と分かっていても、過去にとらわれ、苦しみます。
いや、あえて過去にとらわれることで精神薬を服用して誤魔化していた過去を見つめると
いう作業を重視しています。
ネガティブであってもかまいません。
「ネガティブ、不安は悪い」というのは一面の真理であってもネガティブや不安そのものが悪いことではありません。
不安やネガティブはむしろ人間に必要なことです。
こうした不安やネガティブな側面を精神薬をのむことで消し去るのは不自然であったと
断薬生活の中で気づきました。
ただ、そうしたネガティブ感情や不安、自責の念が夜寝る前や朝起きたときなど意識が朦朧とした、
まどろんだ状態で出てくるのは辛いです。
潜在意識に記録された過去のさまざまな記憶や衝動が寝入り端や覚醒時にとめどもなくでてきます。
潜在意識は本能に根ざしますから、つまらない意識する心や理性で
制御できない睡眠の時間帯に製剤意識が露出し、
魂の衝動を誤魔化しきれないのです。
50歳前という年齢もまたそうした辛さを倍増させます。
辛いですが、こうした心理的抑圧も薬も酒も無しに自分を見つめ、受けれ入れることで克服したいです。
断薬1年7か月目の生活面、心理面の状態の報告でした。
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