ベンゾジアゼピンの破壊的作用

ベンゾジアゼピンという精神薬は体内から抜けてくると筋肉が硬直します。
ベンゾは筋弛緩作用を持ちますから、耐性がついたり、断薬すると反対に
筋肉が硬直します。

これがまた辛い。地獄です。ベンゾをのんで効いているときは

ベンゾが脳の中枢神経の
GABA受容体に結合し全身の筋肉を緩めます。

肩こりにも効くとされるのはこのためです。

しかし脳に作用する精神薬ですからそんなうまい話は無いのです

ベンゾにしろ何にせよ、精神薬は元は麻薬です。そこから化学式を少し変えた
麻薬まがいの化学物質が医薬品として認可され販売されているのです。

これはヒロポンという薬が1920年代に販売され、戦争で兵士を鼓舞するために使われた
歴史からも明らかです。

ヒロポンはアンフェタミンで今で言う覚せい剤です。

中毒者も多く昭和20年代、敗戦後に禁止されました。

ベンゾもヒロポンもその依存性、禁断、後遺症はあまり変わりないと言います。

クスリの中毒で自律神経の乱れ、筋硬直が何年にも渡って続きます。

私もセルシンやレキソタンなどベンゾジアゼピンを
大幅減薬した2015年から4年目になるのですが、
禁断(離脱)と後遺症に今でも悩んでいます。

これに耐えるにはレキソタンを再服用してしのぐことが多かったです。

幸い2018年11月6日から断薬できて2か月になります。

このまま断薬しクスリを体から出せばいいのですが、そう簡単には行きません。

筋硬直がが酷く、筋肉減少もゆっくり進行しています。

もともと肩こりでのんだベンゾですから、断薬後の筋硬直に耐えるのは、
まさに「本末転倒」な状態です。

肩こりより酷い全身の硬直、コワバリに悩まされるのです。
今はおまけに原疾患になかった食欲不振、精神症状に悩まされます。

行動の自由もなく自宅謹慎の身。

健康を願ってのクスリは実は破壊をもたらすだけの悪魔だったのです。

ひたすら耐えるしかありません。

こんなクスリが野放しなのが今でも信じられません。

筋硬直は筋線維がコワバリ歪み固まっている状態です。

運動で治るわけがありません。

神経変性でもたらされた筋肉の硬直は長年に渡り続きストレスで心身が疲弊した状態です。
まさに精神薬の適用範囲になっているのです。

こうしたストレスでも断薬状態で耐えなければならないのは地獄です。

一人では持ちません。

ところが家族から見放され孤立しているので事態は悪化するのみです。

福祉ヘルパーを利用することでようやく正気を保っていますが、
筋硬直への理解は乏しくこの点もどかしいです。

また1月の寒さが筋肉のコワバリをより強め苦痛は続きます。
世をはかなむことも多いです。

どうしたらいいのでしょうか・・・

答えがありませんよね。福祉事業者の理解を深めてもらうしかありません。

ベンゾジアゼピンは破壊的なクスリ。筋弛緩作用と言いながら、
実は筋硬直をもたらします。筋肉を衰弱させまう。

こんな薬には消えてもらいたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。