新しいヘルパーさんの初訪問を受けました。これまで同一派遣会社のヘルパー二人(A,B)の体制でした。
今回ヘルパーBを別会社の新しいヘルパーさんに交代したわけです。
理由はヘルパーBの心理的虐待が酷くなったからです。
ヘルパーBの言動を最初は女性心理によるものと決め込んでいましたが、
どうやら初代相談支援専門員のTとも結託していたようです。
いい面もあり今でも感謝していますが、明らかに虐待と呼べる言動が続き苦しみました。
虐待・・・何を考えているのでしょうか。私も自己肯定力が減っていたのですぐに
Bに対して苦情を言えませんでした。
虐待があれば、それに類していても、「すぐに言うべきだった」のです。反省です。
今回の新しいヘルパーさん。一時間ほど会話だけをしました。
私より年下の既婚女性。頭の回転もよく、こちらの長話にもメモを取り応じてくださいました。
今のところ大丈夫なようです。
気になるのは母体となる運営法人が人材派遣会社ということです。
「福祉」の介護要員としてのヘルパー、看護師の人材派遣なのか?
障害者を安い労働力として人材派遣するための派遣か?
派遣・・
真の目的はわかりません。
福祉サービスは私たち障害者にとって絶対必要ですが、良い人材になかなか恵まれず、実質虐待も横行しています。
抗議できる体力、知力、精神力が向精神薬で著しく阻害されていますので、
結局のところ福祉事業者の言いなりになるのです。
ここに日本の福祉の闇があります。
福祉は密室のプライバシー空間で行われます。良いサービスが継続すればいいのですが、
どうしても強い方、介護する方が立場が上になります。
看守と囚人のような関係にもなるのです。
すべてがそうとはいいません。ヘルパーAはいい人で本当に親身に接してくださり、
私の精神が崩壊する寸前のところを
救ってくださいました。
福祉にまで否定されると薬害者=障害者は行き場がありません。
何のために障害者という被差別身分になったのか意味もなくなります。
40代で被介護の身になるとは夢にも思いませんでした。
なので「福祉」というものは問題があるにせよ絶対必要な社会装置で
文明国なら当然の制度です。
本当は福祉に頼らなくていいという考え方が良いのです。しかし病気になるとその考えは「傲慢」だとわかります。
人間、いつどこでどんな障害、薬害にあるかわからないからです。
精神医療に関しては、精神薬の処方を制限するか製薬会社に製造禁止させればいいのでです。
障害福祉の歳出はこれで少なくなるでしょうが、
福祉そのものは十分足りるようにしなければなりません。
突然の事故、病気はいつ誰に訪れるか分からないからです。
全て「自己責任」というのは勝者の奢り。
圧倒的多数の日本国民は自己資金で労働力を雇えない弱者なのですから、
「福祉を削れ」などと息がっている意見は戦前の「一億玉砕」を叫ぶ狂乱と本質においてなんら変わりないのです。
「生老病死」人間の自然のサイクルは普遍です。誰も逆らえないのです。
これを人類の文明と英知を結集させて人工的に補助しあう体制が福祉なのです。
市場原理の導入も慎重にすべきです。
補助金目当ての事業者が多く問題点が多いからです。
こうした問題を克服しながら社会は進歩しなければならないのです。
新しいヘルパーさんがどのように展開するか?不安まじりながらも、社会福祉の観点からも観察していきたいです。
「苦痛をやわらげる福祉制度」に一歩でも近づいてもらいたいです。
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