絶望的な状態からの回復

失敗ばかりの人生で世間に何一つ誇れる功績も実績も無いダメな人生を歩んできましたが、それでもふと「自分は2015年に倒れた時に求めた断薬という大目標を果たした」ということに気づき、誇らしく思うことがあります。
2015年4月、常良量離脱とストレスでガリガリに痩せて回復不能だと思い込み、「いつ最期を迎えるのか?」毎日真剣に悩み苦しみに耐えていました。首肩の硬直は今より酷く背骨は曲がったままで体の中に鋭い刃物を入れられているような状態でした。まだ障害年金を受給していおらず、経済的にもギリギリで家事もできないほど衰弱。

最期の力をふりしぼりながら病院巡り、役所巡りを一つずつこなしていきました。2017年になっても痩せと苦しみは続き、とにかく福祉が必要だと思いネット検索し制度を調べ手続きを取りました。誰か家に来てもらわないと精神が崩壊しそうだったからです。

2017年7月に家事ヘルパーさんに来てもらった時は生き返った気持ちでした。そうして少しずつ人と話し食事をとることで力を取り戻してきました。
その後ヘルパーさんに頼ることなく家事ができるほど少しずつ回復していきました。2019年には訪問の鍼灸治療を受けながら断薬。2024年現在まで断薬を継続でき、食生活も大幅に改善し、筋肉も少しずつ回復しました。

9年前から現在に至るまでを短く解説しました。すさまじい闘病生活の中からの回復。同じ苦しみに悩まれている方の励みになればと思い書きました。
まず自分の寝床を確保し、安心できる体制をつくってください。そしてあらゆる福祉制度や訪問治療など頼れるものを頼ってください。
「回復はあり得ない」と絶望していた自分でさえ、年々回復していったのです。薬を抜くのは二の次くらいでいいです。断薬そのものを目的としながらも絶対化しないでください。余裕のある時にやってみるくらいが丁度良いのです。時間はかかりますが絶対的に頼りになるのは自分の体と精神です。人間の体は思ったより強靭にできています。



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。