一病息災

ひどかった首周りの筋硬直がゆるみ頸椎の歪みが
治ってきています

仰向けになって寝ているとバキバキと首の骨が鳴る音が聴こえ
全身が矯正されているのがわかります

「あと少し」と期待しながら何年も経っていますが
今回はいよいよ完全に治りきる予感

硬直した体の内側の圧迫から解放されると身も心もどれだけ楽になることか

何十年も失っていた健康感を少しずつ取り戻しています
今度はベンゾをのんでいないまっさらな状態

治れば本物の健康を取り戻したことになります
年をとってしまいましたが人生はまだまだ残されています
自分を責めず少しでも人生の良い方向に目を向けて過ごしたいです

「治った後」

今仮に、症状が治りきったとしても何らかのトラウマは残るでしょうし
喪失感はあると思います

30年近く健康感を失っていたのですから

うち20年はベンゾ中毒

「薬のカラ元気だけでよく滅茶苦茶な人生を送ってきたな~」と我ながら感心します

慢性化していた筋硬直と骨格の歪みで自分自身への体にも
ずいぶん負担がかかっていたはず

もっと年をとればどこか悪いところが出てくるかもしれません

健康感を取り戻したとしてもど体と心に負い目を感じながら
生きていかなくてはならないでしょう

治った後も心と体にハンデを負った人生は形を変えてまだまだ続くようです

「一病息災」
なのでいきなり強く生きようとするんではななく
「弱さ」を自覚しそれを補う、カバーするために生きる

「一病息災」という言葉がありますが、何か病気があると
体を気づかうのでかえって長生きするという意味です

ベンゾ離脱、後遺症は辛いですが、これをしっかり自覚し、自分なりの知恵で
弱さ をカバーすることで強い人たちより案外長生きできるかもしれません

長生きにとらわれているわけではありませんが自分の弱さを知っていることで
周りが年をとって弱っても若さを保って生きていけるのではないでしょうか

病気で辛い思いをしても自分の体と心を生かす方法を弱者は知っている
のです

これはある意味「強み」とも言えます

病気で不遇な人生でも見方を変えれば強い存在でもあるのです

あまり悲観することはありません



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。