【ベンゾ離脱回想録】グルグル思考

2015年から2017年ごろの離脱症状がひどい頃は、グルグル思考にも悩まされていました

今もウツ状態やフラッシュバックがあるので精神不安なのは変わりませんが
胃痛と皮膚異常がひどかった2015年から2017年くらいまでは極端なグルグル思考で
ノートや日記帳といった紙媒体に思いを書き殴り気を鎮めていました

書きなぐったノートや日記はすべて真っ黒になりました

まるで麻薬の禁断症状

自傷や他害といった行動には結びつかず事なきを得ましたが
ベンゾ離脱は体力がある人は、もしかすると危険な行動に結びつくかもしれません

こういう時は、しかし、逆説的にベンゾかなにかの薬をのんで鎮めるべきです
いったん薬で乱れた脳の機能はベンゾという物質を必要とするからです

精神薬はのまないのが一番なのですが危険だからとすぐにやめたり無理な減薬は
精神を乱し破滅的な行動につながります 

これはぜったい避けなければなりません

苦しいことを長引かせるより再服用して楽になったほうが長期的にみて断薬を早めます

「孤独の中で」

グルグル思考の苦しい中でもよく言われる「耳鳴り」はありませんでした
しかしお経が聴こえる感じがして生命力がかなり低下していたのだと思います

中核都市に住んでいてもがこの異常に近隣は誰も気づかず

co-opの宅配員さんから毎週「病院行きなはれ」と気づかう言葉をもらうのが
数少ない救いでした

近隣からは無関心 一人衰弱

誰かに気づかってもらいたいのに人間関係はほとんど破綻
「このまま死んでいくのか・・・」

孤独死で亡くなっていく人もこんな感じなのかと何度も思いました

食べても太らない、そもそも食欲が無い
ただ心身ともに衰弱 
 Twitterやブログで外界との接触を持ち情報収集することで何とか正気を保ちました

自分の過ちをグルグル思考の中で責め続ける日々 
「もう一度かつての体力があれば反省していろいろやり直すことが
できるのに!」

深い後悔と失意に毎日打ちのめされていました
孤独の中の離脱症状は想像を絶する苦しみでした

当時を思うと今生きて普通に眠り食事ができるだけでも大成功なのです



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。