障害福祉サービスで居宅介護を受けるようになって1年10カ月。
福祉介護には虐待などあまり関係ないと思い込んでいました。
ヘルパーYさん(30代)は、とても精神的な支えになってくれました。
それが「標準」だと思い込んでいました。相談員Tの悪質さは別として
ヘルパーには比較的恵まれていました。
ただ、やはり調理レベルが極端に低かったり、現在50代のバブル世代の女性ヘルパーが担当だった頃、
男を、特に団塊ジュニア世代40代の男を見下される言動をされました。どうやらマスコミを通じて男性を侮蔑することが
潜在意識に刷り込まれているのでしょう。
慇懃無礼な対応をされました。簡単に言うと気まぐれでドタキャン。「ごめんねー」で「バックレる」のです。
これは、私の不徳の致すところかと反省していましたが、この業界を利用者の側から観察して約2年。
この期間の観察とネット情報を融合した結果私だけに責任はないことが判明。むしろ相手側に非がある。
つまり、「人材レベルが低い」のです。
介護福祉業界には、良い人材が集まらない。
なぜか?介護福祉の現場が荒廃しているからです。
肉体的にも精神的にも辛い作業。高齢者や障害者相手のサービス業。
職場はパワハラ、セクハラ、身分制度がカースト並み。
従業者は人間性も人格もボロボロになる。それで給料は手取り15万~18万。よくて20万前後といいます。
介護従事者は心身共にボロボロになる。気の毒です。
が、その不満のはけ口が障害者や高齢者への虐待につながる。
そのやり方は陰険です。無視、手抜き、「期待させて断る」といった精神的嫌がらせです。
虐待の定義にもろにあてはまる暴言や暴力は通報・逮捕リスクがあるのでほとんどありません。
(それでも時折発生し事件報道されていますが・・)
その一歩手前の陰湿で慇懃無礼な言葉での虐待が横行しているのです。
精神又は知的障害者あるいは高齢者は、抗弁能力と自己評価が低下しているので、
巧妙な嫌がらせに対してクレームをつける気力がありません。総じて利用者側には対抗能力がありません。
(そのような能力があれば、そもそも居宅介護など呼びません。)
利用者は質の低い介護職員にただ「弄ばれる」だけなのです。
看護師はもっとひどい。高給で労働の強度も低いはずなのに非常に傲慢です。
障害者、高齢者の言葉の揚げ足取り。たかが看護資格程度でインテリだと思い込んでいる。
教養のかけらもない。
こういうのが介護福祉の現場に我が物顔にいるのです。
正直、このような世界とは無縁でいたい。
私は精神の障害とはいえ40代。こうしてパソコンでブログを更新することができる。
筋肉減少と皮膚脆弱というベンゾ薬害さえなければまだ社会復帰できる可能性がある。
そして介護福祉とは関係のない世界で生きていくことができるかもしれません。
こうした夢を描くのです。が、ふと立ち止まって考えると、
人間だれしも年をとる。どんな丈夫な人でも年をとり世話をみてもらわなければなりません。
結局人間は、障害者や高齢者に限らず、介護福祉とは無縁というわけにはいかないのです。
こうした先を考えると、今の内に介護福祉の世界を熟知しておくことが、
今後のためになるのかな?と肯定的に考える時もあります。
しかし病んでも老いてもなお、人間の業(ごう)カルマの世界。弱肉強食の世界です。
弱者は、よほどの資産を持って権力が無い限り、老後や障害に陥ったときは、虐待リスクを覚悟しなければなりません。
障害者虐待防止法、高齢者虐待防止法。法整備はされていますが、実質機能していません。
介護福祉。高齢者だけの問題ではありません。核家族、戦後経済体制、
人間社会そして人間存在のあり方の根本を考えさせられる普遍的な問題につながります。
今は薬害による苦痛と障害、そして家計のことを考えておくべきですが、差し迫る介護福祉は他人事ではない。
人間である限りついて回るのです。
たまに空想します。子孫だけ残して「名誉の戦死」を美徳とした戦前の日本の常識が動物のオスとして良い生き方なのかな?と
男は長生きするものなのか?という側面も考えさせられました。
そうした男早死に社会にするか、
いっそ資本主義をやめて一億大家族制度にして、
介護福祉は若年の健康なものの職業とした社会にすれば
いいのかもしれません。
永遠の若さと健康を前提とした社会はどこかで歯車が狂います。今の日本社会は必死で軌道修正をしているです。
外国人移民を呼んでも遅すぎます。
日本人同士でもヘルパーの質が年々劣化していきます。
こうした介護福祉の現場の中、2017年~2019年2月までのヘルパーYさんは私にとって不幸中の幸いでした。
最後までお読みいただきありがとうございます
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