食事は健康の基礎

今日は珍しく胃の調子が良く食事が楽にとれました。1日の食事は昼と夕食だけの1日2回ですが、食欲不振の日が多く義務感でなんとか食べていました。それが楽々入ると久々に生きた心地がしました。

やはり食事は健康の基礎ですね。精神的な意味合いもあるので食事をおいしく頂けることが人生のクオリティの向上に欠かせません。胃が丈夫なら贅沢な食材がなくても白米ご飯とお味噌汁に焼き魚、野菜といった昔ながらの粗食でもリッチな気分になるのです。

食後、ふと胃痛でのたうち回っていた2016年頃を思い出しました。食欲が全く無く、胃が痛み続ける、そして「癌ではないか?」という強迫観念にとらわれ内科をドクターショッピング。あげくに救急車を呼ぶなど胃痛地獄の日々を3年間ほど過ごしました。外見もガリガリに痩せ、見るからに不審者またはかわいそうな人。それが今では多少食欲不振な日があるものの自分で料理をし、掃除洗濯、そして筋トレをするまで復活。今日みたいにご飯がおいしく入る日があるのです。腕や胸、脚の筋肉が頑丈になり、顔色も良い。知らない間に復活したのを実感したのです。

食事がおいしく入るのを当たり前と思ってはいけません。心身の歯車が狂って食事がマトモにとれなく危険は誰でもあるのです。自分の場合は一人で思いつめ続けストレスが重なったことそしてベンゾの常容量離脱が重なり食事がほとんど取れなくなりました。水でさえ吐くという日がありました。重度のうつ病だったのでしょう。ベンゾ離脱を気にせず薬を飲んでおいても良かったのではないか?と思うことがあります。

胃痛と食欲皆無の地獄の日々。3年以上続きました。当時回復しないだろうと絶望していたので今日の食事の美味しさはまた特別な意味を持ちました。一度でも地獄を経験すると普通の人が当たり前に思う自宅での食事がとてもありがたく思えたのでした。

病気で世間一般的な人生は奪われましたが、日々のこうしたささやかな食事をありがたいと思える謙虚さを持つことができたのは大きな収穫だと思っています。「禍福は糾える縄の如し」です。



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。