現実を受け止める

一気に冷え込み寒くなりました。9年前に体が衰弱して倒れていた頃は毎年冬が憂うつで家事すらできずただ布団で寝ていましたが、5年前くらいから少しずつ良くなり、今では家事はもちろん寒空の下へ散歩ができるようになりました。

まだ健常とはいえませんが、大きな進歩です。首肩の硬直や背骨の歪みもかなり改善し体が軽く楽になってきました。体重も健康的に痩せ65㎏。20代からずっと70kg以上で30代でベンゾを飲んでからは80kg以上の肥満体でした。40代になるとストレスと常容量離脱が重なり病的に痩せ、一時60㎏前半にやつれました。今と違って筋肉が落ちてやつれたのでミイラみたいになりました。そこから数年かけて意図的にリバウンドさせ50代前半に80kg以上になりました。

そこからまた1年半くらいかけて健康的に痩せ今の65kgに落ち着いたのです。つまり若い頃からずっと太っていたので健康的な60㎏台の体重は、10代の頃以降です。ベンゾも抜いて健康的な体型に50歳を過ぎてようやく落ち着いたのです。何か大きな力によって翻弄された人生です。

薬が抜けて健康的な体重、体型になったので若返った気分です。しかし、自分が今、何歳かわからなくなる時があります。薬に翻弄されている間に時代は大きく変化し、周りの人達も年をとっているのに自分だけまだ一人どこかに取り残された感じです。

こうした「現実」を大きく突きつけられて辛いのですが、これは薬が抜けた証拠。ベンゾに依存していた頃はこの現実から逃れるために薬をのんでいました。そうして頭をぼかして自分にとってやるべきことをやらず無為に過ごしてきました。

「現実の辛い感覚」は自分を成長させるためにあるのにそれを薬で誤魔化してきたツケです。今さらどうしようもないのですが、辛さや不安からただ逃げようとするのではなく、現実をしっかりと受け止めていくしかありません。こうして断薬した頭で現実を受け止め続けている限りなんらかの形で人生が好転してくると信じています。



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復