世間の精神薬への偏見は事実ですが障害者への偏見は間違いです

「正しい偏見、間違っている偏見」

精神薬に対する世間一般の偏見はウソではありません。事実(ファクト)です。

しかし精神障害者に対する世間の偏見は虚構(フィクション)です。

ここでの世間とは1990年代後半くらいまでの日本に存在した世間を言います。

ちょうど1990年代頃まではまだ新聞雑誌メディアを通した
「心の風邪キャンペーン」はあまり存在せず、あっても出始めで

「ベンゾジアゼピン安全神話」もごくわずかでした。

そして当時は、精神科医には今のようなステータスも信用もありませんでした。

それが2000年初頭からあらゆるメディア、
書籍でベンゾジアゼピン安全の宣伝や
ステマ工作が行われました。

その結果、精神医療産業は市民権を得て

現在の「薬漬けホロコースト医療」の基盤を築いたのです。

そもそも「精神科の薬=危険」という1980年代ころまでの構図、
常識が機能している家庭や個人において
危険なベンゾジアゼピンなど無縁の存在であるのが普通でした。

80年代90年代当時は、慢性疾患の治療には、
民間療法や温泉に行くなど通常の心身リフレッシュ方法が普通で

精神薬の入り込むスキマなどありませんでした。

つまり一般市民は、精神薬とは無縁の健全な日常を送ることができたのです。

しかしそうした中でも、なまじ「お薬信仰」、「医療信仰」があって、
なおかつ

調べ物が大好きな私の性格が災いして
2000年にベンゾジアゼピンのステマ本に引っかかりました。

その後クスリの依存とともに見事に向精神薬の罠にはまってしまいました。

2018年現在、そこから抜けだすことはできず、後遺症である
筋委縮と内臓不調の諸症状と闘っています。

レキソタンを最低限のんで「ステイ」するという
苦渋の選択肢の中で生きています。

90年代当時青年だった私は、世間のイメージに迎合しない、大衆に迎合しない
といった変わり者でした。その私の信条がベンゾにつながり災いなしたとも言えます。

しかし現実は精神薬、精神科に関するイメージは実は90年代までの世間の偏見が圧倒的に正しく、

「その偏見は実は偏見ではなく事実だった」ということに気づかされたのです。

つまり「90年代ごろまでの偏見の本質は「脳に作用するクスリは何が起こるか分からないから危険」
という世間話は科学的根拠に基づく

「事実」=ファクトだったということに最近になって気づかされたということです。

しかしもう一方の精神障害者への世間の偏見は昔のままですがそれは間違いです。

なぜなら精神障害という現象は、実は「精神薬害又はクスリによる神経伝達物質障害」だからです。

90年代私は前者の偏見の立場(実は事実)を堅持すべきでした。

そうすればクスリとは無縁でした。

後者の精神障害への偏見は未だ
根強くしかも間違いですが、私は世間のその偏見との闘いの渦中にいます。

本来「偏見」という概念用語は、英語の「Prejudice」の翻訳から来ています。

Prejudice名詞形ですが動詞形のPrejudgeで分解すると、

Pre(先に)Judge(審判、判断)という意味になります。

つまり「先に・審判(Judge)する」という意味で先入観とも翻訳できます。

「偏見」は忌避すべきものですが、こと精神薬、精神科医に対する偏見は正しく、
自らの身のみならず、家族と社会を守ることにつながります。

しかしそれを上回るべく精神科医達は精神薬への偏見を覆す「安全神話」を創造することに成功し、
宣伝が瞬く間に広がり今や新興宗教とも思えるほどの洗脳効果を発揮しています。

そうした宣伝工作を利用して精神科医は今日もウソを吐きながら金儲けにいそしんでいるのです。

しかしまた、もう一つの偏見、精神薬害にあったいわゆる精神障害者の偏見は残されたままです。

最悪なのはこうした世間の精神障害者への偏見を精神科医達は抜け目なく利用しているということです。

 

 

こうした中で障害者的にせめて望ましいのは、

「精神薬は危険だからのむな」という常識と

「精神障害という概念は実は精神薬害である。」という事実認識が
両方確立されることです。

この逆を精神科医と製薬会社はやっていることをはもうお察ししていますね。

悲しいことに日本は前者の精神薬への偏見=事実が精神医療キャンペーンによって崩れ
後者の精神薬害者への偏見はいまだに根強く残っている状態なのです。

つまり90年代までと違って、今や精神科医の目論み(計画)通りの
精神医療プラスイメージが世論となっており、

精神医療牧畜ビジネスがより身近に市民社会に浸透しています。

そしてその結果数多くの不幸と障害を招いているのです。

障害者はクスリからの脱却だけではなく、
こうした社会構造、世間の偏見との闘い、啓蒙が今の薬害者の課題となり、

それが時として心理的、精神的負担となっている事実も存在しているのです。

障害者がこうした偏見の中で一人ひたすら忍従の生活を続けることには限界があり、

時として恐怖と混乱を招きます。

ただインターネットの普及で「事実が何か?」ということがわかっているので
真理探究の志が強い内はこうして精神医療の究明に

熱心であることができるのです。

しかしそうしたことから導き出された答えは既に80年代までほぼ全員の良識ある大人が持ってい
た精神薬の偏見が実は正論であることに気づかされ愕然とするのです。

世俗の意見とて馬鹿にはできない事実と知恵があったということを今さらながら見出すのです。

2018年現在、昔の日本人の知恵と良識は製薬会社と精神科医
による巧妙なプロパガンダとCM洗脳工作によって

改ざん、ねつ造されてしまいました。

つまり昔の良識がどこかへ消え去ってしまったのです。

「過去20年のベンゾジアゼピンの消費拡大は計画的!」

ベンゾジアゼピンの消費拡大、薬害被害拡大は、
精神科医の計画だとする意見も最近よく見目にするようになりました。

自浄作用がようやく働きかけているのでしょう。

しかしもうほとんどの日本人には届かない意見と化しつつあるのもまた事実です。

「一番危険なステマ工作に洗脳されていたことを遅まきながら気づく」

自分が90年代に持っていた知識は実は製薬会社と精神医療産業による宣伝工作の知識だったのです。

これは本当に間違いで取り返しのつかない過ちです。

私は70代生まれで幼少期から青年期の90年代、
さまざまな本を読み知識を得てきたつもりですが、

この精神医療の宣伝工作、それも初歩的な詐欺には気づきませんでした。

弁明すれば、当時「薄々は気づいて」いました。「後戻りできない」
という予感もありました。

しかし「ほんの少しくらいはいい」
とベンゾジアゼピンを容認し服用し始めてからあっという間に依存し、

さらにその後の人生の辛さやつまずきを

クスリで誤魔化すようになっていました。

そしてそれが日常の習慣になっていたのです。

今から考えるとこうしたクスリ依存は、「不覚」でした。

最初のレキソタンだけではなく、2007年にセルシンを追加し2015年の大幅減薬まで毎日服用。

「睡眠薬をのんでいないからいい」とベンゾジゼピン系の

マイナートランキライザーを無条件に容認したことは本当に浅はかだったと
飯間でも猛省しています。

しかしもう体は壊され、危険な福祉業者に囲まれてしまいました。

親からも実質見放され、自宅でハイエナのような福祉業者の動向を探るという
情けない日々を送っているのです。

記憶は薬をのむ前の健全だった自分。何も悩むことのないことに悩み不要な闘争に明け暮れていた青年期。

今から考えるとどうでもいい贅沢な悩みばかりです。

当時の苦悩は何もクスリに頼らずとも日常の知恵で克服できたのですが、

そういう能力の無い人間をあたかも狙い撃ちするかのように

精神科医がベンゾジアゼピンを処方し続けたのです。自ら飛び込みベンゾを希望したとはいえ、
無警告に処方し続けた医者の処方責任があるということです。

初期の精神薬への疑念と直観は正しかったにも関わらず、

ベンゾに依存してしまい、今や障害者の身となって世間の偏見と闘わざるを得ない
のです。

「意地でも抜いてやる」という決意も苦しい日常の中で埋没していますのです。

そして福祉業者の巧妙な罠に駆られようとしているのです。

「障害者ビジネス」というそうです。貧困ビジネスとは別の「障害者ビジネス」があるのです。

悪知恵の働く連中に人生最悪の体調の中で駆け引きせねばならないのです。

せめて世間の精神障害のイメージが間違いであることに気づいていただき

孤軍不当している障害者への支援基盤をなることを祈り続けるのです。

そうすればこうしたクスリを抜き去るための社会理解と支援を築き
何とか生きる知恵を見出すことを願いながら記事を書きました。

読者の方に何らかのヒントとなるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復