マイナス健康法

心窩部の違和感が消えてだいぶ体調が安定してきました。食事が普通にとれて食後に呼吸が浅くなることはありません。腹筋のトレーニングが良くなかったのです。離脱の際に痛めた腹部が弱ったままなので鍛えようとしたのが逆効果でかえって身体を衰弱させていました。
断薬後の運動は散歩、ストレッチといった軽めのものが無難です。筋トレは腹部は避け、腕と脚に限定、それも軽く少なくです。食事の回数は食べ過ぎず1日2食くらいがベスト。排泄力が高まり体への負担を和らげるからです。断薬後は運動も食事もマイナス志向でいくとうまくいきます。

そうはわかっていても、つい焦る気持ちから無理をしがちで体に負担をかけることがあります。かつて食事を1日3食にして筋トレもかなりハードにしていた時期がありました。横隔膜が弱っているのに体にはひたすら負担がかかりその結果、免疫力が下がり、風邪をよくひきました。それでも少し休んではまた1日3食を食べて筋トレに励みました。体が悲鳴を上げているのに少しでも体力をつけようとしたのです。1日3食とハードな筋トレに世間的な健康イメージがあったのでなおさら無理をしました。

何度も同じ失敗をしてようやく今の朝断食の1日2食、運動は軽め散歩とストレッチに行きつきました。「何かを足そう」という発想より「いかに無理をしないか」、「負担をかけないか」というマイナス志向が体の潜在能力を引き出し強さをもたらすのです。運動でも食事でもどこまでが自分の限界かを知り、違和感を感じたらすぐに中止するのです。

「引く」ということが案外難しいのです。減薬や断薬も「引く」行為ですから、心身の健康のために余計なものを「減らす」「引く」「やめる」という感覚は非常に重要になるのです。心身に不要なものを体内に取り込まずに身軽になると体がの奥から力が出て、結果として筋力も回復するのです。遠回りに見ても実はそれが一番の近道。「急がば回れ」なのです。



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復