心身症という概念

心身症

あえて西洋医学の言葉を使えば、自分の症状は完全に「心身症」です。
内科検査では異常なし。あえてつけてもらった「機能性ディスペプシア(FD)という病名。

あとは精神科医からの診断名、気分変調症(抑うつ)

これだけでは自分の病状を説明できず、治療法もわかりません。
そこで注目したのが心身症という言葉です。
これも精神医学用語かもしれませんんが、
心身症という概念は西洋医学の心身二元論に基づくものです。

正確に人間の体を総合的に診ることはできません。

19世紀のドイツの医者が心身症という概念をつくりました。

シュルツの自律訓練法は東洋の「心身一如」の思想から影響を受けた西洋医学への反省から生まれたものです。

薬物使用に否定的ですが、今の心療内科はこの「心身一如」を重視し軽い安定剤でストレスで乱れた自律神経や
ホメオスタシスを整えようとする新しい医学です。

薬漬けの精神科医と同一でもありますが、明確に区分している病院もあります。

精神科の敷居を低くするための言葉でもありますが、心身症は存在します。

これまでベンゾの離脱症状、後遺症と思っていた胸とノドと胃の苦しみ、違和感はベンゾジアゼピンを増量することで
治まりつつあります。

まだ完治には程遠いですが、ベンゾジアゼピンで催眠状態をつくり出し意識を低下させるいわゆる冬眠状態にすることで
オーバーヒートした体と心が正常化するのではないでしょうか?

日々ベンゾで苦痛を緩和するのです。そうして食事と睡眠が適切になり生活の質QOLがあがります。

そうするとバイオリズムが正常化して自然治癒力が増すのではないでしょうか。

精神薬を肯定する文脈ですが、今の私のように長期慢性化、固定化したストレス症状=心身症にはベンゾジアゼピンは比較的安全で
即効性の高いクスリだと思います。

精神科の問題点は多剤処方又は体に痛みの少ない心の症状でクスリに依存することです。

おそらく内海聡氏が前提としているのは概ねこれが前提だと思います。

長期にわたる心身症には副作用覚悟でベンゾジアゼピンを服用し、栄養と運動をとったほうが健全です。

少なくとも過食や拒食が少なくなり、運動量が多くなります。つまりQOLが向上するのです。

胸の痛み、苦しみが和らぎ生きる気力がわいてきます。

もちろん過度に依存したりODで逆効果というケースもあるから要注意です。

ただ心療内科のクスリはそれほど敵視することはありません。

この3年。減薬断薬で苦しんで来ました。痛みにも耐えてきました。悪化するだけでした。

それでボケるのを覚悟でレキソタンを一日最高量の15mg(1一日3回)に戻したところ、
睡眠時間が増え、疲れが取れやすくなりました。

食事も適量です。

今のところ回復傾向にあります。ただ、薄くなった皮膚や萎縮した筋肉が同じままです。

これは中枢神経の破壊というよりベンゾ離脱とその他のストレスによる複合ストレスで内臓機能が低下。
消化吸収が悪くなったためだと思われます。

何よりストレスが全身の機能を低下させていたと思います。

精神安定剤は灰色の健康法であまり頼るべきではありませんが、年単位で減断薬のストレス苦痛に頼るより
レキソタンなり他の軽めのベンゾを服用したほうが健康的です。

これは決して向精神薬をすすめるものではありません。

心身症、ストレス疾患という現代医学では計り知れない未知の病気がるのです。
はじめから東洋的な食生活や価値観、思考法で生活をしておけばこのような病気にならなかったはずです。

しかしもう現代病であるストレス疾患にかかってしまった者は栄養と休養をとりながらベンゾジアゼピンという比較的安全な
クスリを活用すべきです。

神経毒だの麻薬だの言われその通りですが、臨床検査に通っていますし、本当に苦しみから解放される人もいるのです。

もちろんクスリなど不要な人もいますので、一概に肯定しません。

「心身症」「ストレス」という概念を中心に東洋と西洋医学の融和をはかろうとした20世紀の医学の試みを少しばかり見直すのも
これからの高度ストレス社会には必要になるのではないでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復