ベンゾ減断薬のポイント  ~夏季に抜くのがおススメ

減断薬がうまくいかない人のために
自分の体験から参考になりそうなことを書きます

まずネットや書籍の減断薬情報は頭の隅においてベンゾを再服用し
心身の安定をはかることが先決です

体力が回復し暖かくなれば減断薬にとりくんだらいいのです

自分の場合も5月の暖かい時期に減薬し7月3日の初夏頃に
断薬に成功しました

ポイントをまとめると

1)無理を感じたら再服用して心身を安定させる

2)本格的な減断薬は暖かい時期(春先~夏頃)を狙う

3)再服用で足りなければ同じ種類の薬を1錠か2錠増量する

個人的な体験ですがこれは現在減断薬を考えている方たちに
普遍的に参考になるかもしれないと思い書きました

決して無理をしないことが大切です

「冬は減断薬をせず現状維持に努める」

春から夏が減断薬に向いているのだから冬場は薬をのんでいつも通り
過ごすことです

というのも離脱が激しい時は筋硬直が冬の寒さでより硬直するからです

完全に倒れていた頃(2015年~2018年くらいまで)
部屋に暖房が無く、寒さにかじかみながら痛みに耐える日々でした

不衛生な布団でただうずくまって硬直と痛みがおさまるのを待っていました
極限状態でしたが当時40代でまだ若さがあったので耐えることができました

反省点は冬場は下手に減断薬を続けずベンゾを再服用することでした
苦しい時、特に秋から冬にかけてはなるべく気楽に過ごすこと

そして薬のストックが無ければそれをなんとか病院に取りに行くことが
「冬備え」として事前に必要でした

つまり冬場は減断薬に取り組まず十分な薬を用意しいつも通り薬を服用することです

メンタル的にも秋、冬そして春先までウツ状態になりますから
減断薬には向いていません

下手に減断薬を続けると悲壮感が一層高まりとても危険な状態になります

いつも通りに薬をのみ十分に栄養をとって体を温める

そうして春以降に減断薬に取り組むという戦略的なイメージトレーニングを
冬場にしておくと夏の断薬の成功率が飛躍的に上がります

夏に断薬した後の冬が一時的に少し辛いかもしれませんが薬を一旦抜いてしまえば
比較的楽に断薬が続きます

急がば回れです



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。