味噌が味噌──ご飯と味噌汁があるなら、それでいい

 


一汁一菜という救い ― 味噌が変わると、暮らしが変わった話


目次

  1. 小さな無理が積み重なって
  2. 「食べすぎている」という気づき
  3. 一汁一菜で十分という考え方
  4. 味噌は添え物ではなく主役
  5. 十五割甘こうじ味噌との出会い
  6. 足りないのではなく「満ちていく食事」

1|小さな無理が積み重なって

11月18日に通院しました。
自転車で片道20分。途中で郵便局や銀行ATMに立ち寄って手続きを済ませ、病院へ。
診察時間はわずか40秒ほどでしたが、そのあとスーパーにも寄って買い物をしました。

一見、ごく普通の外出です。
しかし、今の私の体には、その「普通」が大きな負担になっていたようです。

翌日から腰に違和感が出はじめ、さらに次の日には刺すような痛みへと変わりました。
鍼灸治療や湿布、休息などで様子を見ていますが、この経験を通じてひとつ実感しました。

体は、無理をすれば必ずサインを出す。

そして、そのサインを無視しなければ、体はきちんと教えてくれるのだと気づきました。


2|「食べすぎている」という気づき

横になっている時間が増えたことで、ふと考えました。

「私たちは食事に対して、頑張りすぎていないか?」

日本には「多い=良い」「豪華=正しい」という空気があります。
テレビやSNSでは豪勢な食事が称賛され、食品業界は次々と誘惑を差し出し、医療はその結果生まれる不調を“ビジネス”として支えています。

その中で、多くの人が「おかずをたくさん作ることが正しい」と思い込んでいます。
しかし、本当に必要なものはそんなに多くありません。

私が今思う結論は、とてもシンプルです。

ご飯と味噌汁があれば、それだけで十分なのではないか。


3|一汁一菜で十分という考え方

一汁一菜というと「質素」「貧しい」というイメージを持つ人も多いと思います。
ですが、それは思い込みです。

一汁一菜こそ、日本人の体に合った食事であり、
むしろ余計なものを加えるほど、体も心も疲れてしまいます。

ご飯(米)は体の中心を作り、
味噌汁は腸を整え、体調を支えます。

味噌汁は“脇役”ではなく、主要栄養源として成り立つ食品です。

大腸がんの予防、肥満抑制、腸内環境改善。
薬ではなく、食の知恵による効果です。


4|味噌は添え物ではなく主役

ただし、一つだけ大事な前提があります。

味噌がよければ、味噌汁は立派なおかずになり、
味噌が悪ければ、ただの添え物になる。

料理を考えるとき、私たちはよく「おかずが先・汁物は後」と順番を誤っています。
しかし順番を変えると、世界が変わります。

味噌汁 → ご飯
この順番で食事を考えると、自然と低脂質で高満足の食卓になります。


5|十五割甘こうじ味噌との出会い

 

私は最近まで比較的安価な味噌を使っていました。
ところがある日突ヨドバシで販売停止となり、Amazonでは転売価格がつきました。
それを見て、完全に気持ちが冷めました。

「それなら、新しい味噌を探そう。」

そう思って見つけたのが、

山元醸造 十五割甘こうじ 生味噌

国産大豆と米、酒精不使用、伝統の天然醸造。
江戸時代から続く老舗です。

最初は期待していませんでした。
しかし、実際に味噌汁を作ってみて驚きました。

雑味がなく、具材と出汁に寄り添う透明感のある味。

この味噌を使ってから、毎日味噌汁を作る時間が楽しみになりました。


6|足りないのではなく「満ちていく食事」

今回の腰痛は、体の声に耳を傾けるきっかけになりました。
同時に、暮らしや食事をよりシンプルに見直す機会にもなりました。

そして今、はっきり言えます。

健康は「足すこと」ではなく、「戻すこと」で生まれる。

余計なものをやめ、必要なものを丁寧に摂る。
その中心に、ご飯と味噌汁があります。

一汁一菜は我慢ではありません。
むしろ心と体が「満ちていく」食事だと思います。

 

 


 



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。