通院途中で思ったこと

今日は午後から通院でした

いつもの障害年金のための戦略的通院

とはいえ、正直なところ毎月通院するたびに惨めな気分になります

しかしふと「あの状態から断薬できただけでも成功」と自分に言い聞かせると
わずかながら力が湧いてきます

確かにベンゾの服薬と断薬期間で失ったものは多いです 
しかし「ずっと向精神薬に依存していれば
今このスタートラインにすら立つことができていないではないか?」

と自問自答すると惨めさが吹き飛び前向きな感情がわきでるのです

他人や世間に分かってもらわなくてもいい 
自分が納得していればそれでいいのではないか
と強く思うのです

お金なんか生活保護でも障害年金でも受給すればなんとかなります

もちろん障害基礎年金だけ足りませんが断薬した状態で体を鍛えて
元気でいれば稼ぎを増やす希望を持てます

もう50過ぎているので年も年ですが生活するのに稼ぎを
増やすことは何らかの方法でできるはずです

今すぐ働くとかは無理ですが、
断薬しておけば肉体的にも経済的にもわずかな希望が持てると思うのですが
甘い考えでしょうか・・

9年前にベンゾの薬害のことをネットで知ったのですが
その時は半信半疑でした

しかし思い当たる節があり断薬を頑張りました。

何度も断薬に挫折しました
その時は断薬に成功して日常生活を送ることが
大きな夢でした

当時どんどん衰弱する体で過去の後悔、未来への絶望 そして現在の苦しみ
がまじわり呼吸をするだけでも精一杯でした

そこから少しずつ回復 今ではその時の夢がかない断薬に成功して5年
自力で家事と通院ができるようになりました

自分的には大成功なんです

ところが人間とは身勝手なもので当時の苦しみを忘れて
被害者意識ばかり先立ってしまいます

確かに被害にあったのですが危険な状態から這い上がったというのも事実なんです

あまり恨みがましいことを考えると薬を抜きせっかく取り戻した心と体を傷つけてしまうのでは
ないでしょうか

今は日常でできるようになったことをありがたいとかみしめながら生きていきたいです



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性 私大経済学部卒業  若いころから病気がち アルバイトや自営の仕事を転々とする 現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度利用者 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と 過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 一人暮らしなので自炊。食事の改善をはかる 現在はご飯とお味噌汁の一汁一菜の一日に食生活 障害年金と家族の支援を受けて生活しています。 先の不安を感じながらも 節約と療養に明け暮れる生活を送っています 薬害を受けてもないことにされるという資本主義社会の 矛盾に気づき社会福祉を受けることでマルクスの資本主義分析に共鳴