魚を食べることが回復に役立ちました

断薬してから1年後の2020年に魚を本格的に食べはじめました。それまで魚は寿司以外は嫌いな方でたまに干物を焼いたり、冷凍のサバの味噌煮を湯せんで温めて食べる程度でした。肉や卵がメインの食生活では栄養バランスの限界を感じ、「高タンパク質で低脂肪な食品は何か?」を考えた末に魚介類にたどり着いたのです。魚の調達には、もっぱらco-op自然派の宅配やネット通販を利用しました。鮮魚セットが比較的安く買えたのです。魚のさばき方はネット動画でみて一から覚えました。

見よう見まねで買った魚をさばき、包丁の研ぎ方も勉強しました。料理そのものが面白くなってきた時なのでどんどんハマり魚をさばくのが面白くなり、専用の出刃包丁まで買ったほどです。

魚にかなりお金を使いました。月に5千円から1万円は使っていたと思います。今、当時の真似をしようとしてもお金がないのでできませんが、とにかく体力回復のためにお金をかけてたくさんの魚を食べました。鯛やカレイ、舌平目といった白身魚、アジサバイワシといった青魚、さらに地方特有の珍しい魚も食べました。おいしかったのはもちろんですが、ベンゾ離脱で劣化した髪質や肌がみるみるよみがえり顔色が良くなりました。

細く弱々しくなっていた髪が太く黒々とよみがえり、肌にもはりつやが戻りました。一時絶望していた髪や肌が生き生きとし始めたのです。「この調子でいけば筋肉がよみがえるのも時間の問題だ」と希望を持ちました。

こうした経緯から今でも魚をちょくちょく買って調理して食べるのが習慣になりました。鮮魚の良いところは「季節」を感じられることです。秋になればサンマやサバがおいしくなり、冬はブリやカレイ、初夏にはイサキという風に魚にはおいしくなる季節があるのです。

断薬して正気を取り戻しかけているときにこうして季節を食を通じて感じたことは情緒の安定にもつながりました。新鮮な魚を食べることで脳が回復する感じでした。加工食品では味わえない自然の豊かさを魚食を通じて味わえます。健康に必要な栄養素や油をたくさん摂取できます。母なる海の恵みは体を作りなおすのにもっとも適した食べ物と言えます。



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50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復