「ベンゾ断薬5年6か月目を迎えて:夕焼けの海辺散歩と心の平穏」

日々の中で、自分の心と体の声を聞く大切さを実感しています。明日でベンゾ断薬から5年6か月が経ちます。この期間、決して平坦ではない道のりでしたが、少しずつ得られた心の平穏が今の私を支えています。

今日はその節目を前に、夕方にお気に入りのロングコースを散歩してきました。このコースは、広々として歩きやすく、海風に包まれながら美しい景色を楽しめるのが魅力です。自然の中で体を動かすと、心が静かに整っていく感覚があります。

「夕焼けに舞うカワウの大群」

歩いている途中、ふと見上げると、空を千羽近いカワウの大群が横切っていきました。夕焼けに照らされたその姿は壮観そのもので、約30~40秒ほど続く光景に思わず足を止めて見入ってしまいました。

この瞬間に出会えたのは本当に幸運でした。カワウが見せる自然の雄大さには、私たちの悩みや苦労がいかに小さなものであるかを思い出させる力があります。



「海辺の生命たち」
海岸には、カモやシギの仲間が波間でのんびりとたたずんでいました。彼らの穏やかな姿に癒されながら、自然の一部である自分を感じるひととき。断薬の過程では、こうした小さな喜びが積み重なって大きな支えとなります。
 
「散歩がくれる癒し」
散歩は単なる運動以上のもので、心を解放する時間です。特に夕暮れの海辺は、静寂と優しい色彩に包まれ、過去の苦しかった時期を振り返りながらも「今ここにいる自分」を感じられる特別な場所。
断薬の過程では、焦りや不安を抱えることもありますが、こうして自然と触れ合い、心をリセットする時間が私にとって何よりの癒しです。

「5年6か月を迎える心境」
振り返ると、ベンゾ断薬を始めた当初は、自分にこれほどの安定を取り戻せる日が来るとは思いませんでした。それでも、一歩一歩進んできた結果が今の私です。

もちろん、今も完全に悩みが消えたわけではありません。それでも、散歩中に自然と触れ合いながら自分を労わる時間を持つことで、心の重荷が少しずつ軽くなっていくのを感じます。

明日からもまた一歩ずつ。自然がくれる力を借りながら、私の旅は続きます。


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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。