「断薬6年2ヶ月──夏の疲れと風邪、休むことも健康管理」

 


断薬6年2ヶ月──夏の疲れと風邪、そして休養の大切さ


目次

  1. はじめに
  2. 断薬から6年2ヶ月、体調の変化
  3. 夏の疲れと風邪の兆候
  4. 市販薬に頼るという選択
  5. 無理を重ねていた日々を振り返って
  6. 罪悪感と「休むこと」の意味
  7. 筋トレを休みストレッチに切り替える
  8. 今の願い──食欲を取り戻すこと
  9. おわりに

1. はじめに

2025年9月3日、私はベンゾジアゼピン系薬の断薬から6年と2ヶ月を迎えました。
長い年月をかけてようやく筋肉の強張りや骨格の歪みが緩和し、少しずつ身体が整ってきた実感があります。

けれど、この一週間は体調を崩してしまい、夏の疲れを深く感じています。


2. 断薬から6年2ヶ月、体調の変化

断薬直後は、筋肉の異常な硬直や頚椎・背骨の歪みといった症状が長く続いていました。
ここ数年でようやく改善が見られ、呼吸も深くなり、日常生活に少し余裕を感じられるようになっています。

回復の道のりは一進一退ですが、確実に良くなってきていることは実感できます。


3. 夏の疲れと風邪の兆候

しかし、今年の夏は例年以上の猛暑でした。
その疲れが重なったのか、この一週間は食欲低下、心窩部の違和感、味覚の鈍化といった症状が出ています。

まるで風邪のような状態で、喉にも違和感があり、どこか熱っぽさを感じました。


4. 市販薬に頼るという選択

これまでは極力薬に頼らず過ごしてきましたが、今回は市販の風邪薬「ルル」を服用しました。
本当は飲みたくなかったのですが、体力が落ち、症状がはっきりと出ている状況では、薬に頼るのもやむを得ませんでした。

断薬生活を続けていると「薬を使うこと」そのものにためらいが生じます。けれど、必要な時に適切に利用するのは健康管理の一環なのだと、改めて感じました。


5. 無理を重ねていた日々を振り返って

思えば、この夏は少し無理をしていたのかもしれません。
神戸の街中を猛暑の中で歩いたり、毎朝早くから散歩に出かけたり、家事や英語学習に力を入れてきました。

「できることはやっておきたい」という思いが強すぎて、知らず知らずのうちに疲労を溜めていたのだと思います。


6. 罪悪感と「休むこと」の意味

ただ横になって休んでいると「何もしていない」という罪悪感が湧き上がってくることがあります。
精神的な焦りがあり、「休むことは怠けること」だと心のどこかで思ってしまうのです。

けれど今は、考え方を根本から変えなければならないと感じています。
「ぼんやり過ごすこと」も立派な健康管理のひとつ。体を休めることは、前に進むための準備であると受け止めたいのです。


7. 筋トレを休みストレッチに切り替える

普段は散歩に加えて、軽い筋トレも続けてきました。
しかしこの時期は筋トレを一時的に休み、ストレッチ中心に切り替えています。

筋トレでは活性酸素が多く発生し、疲労の蓄積につながります。今の私の体には、回復のための「余白」が必要です。
ストレッチだけでも筋肉の緊張をほぐし、心を落ち着ける効果があることを改めて実感しています。


8. 今の願い──食欲を取り戻すこと

体調不良の中で最もつらいのは、食欲が落ちることです。
食べたいという気持ちが湧かないと、活力が出ません。

今はまず「しっかり食べて回復すること」が一番の課題です。少しずつでも食欲を取り戻し、体力を養うことを最優先にしたいと思います。


9. おわりに

断薬から6年2ヶ月。長い回復の道のりの中で、少しずつ前進してきました。
それでも、無理を重ねれば体調を崩し、立ち止まらざるを得ない時があります。

今回の風邪は「休むことの大切さ」を思い出させてくれる出来事でした。
何もせず過ごす時間を受け入れること。これは怠けではなく、回復のために必要な時間です。

これからも焦らず、体と心に耳を傾けながら、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。


 



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。