Contents
📖目次
- 健康法の迷路を歩いて
- 玄米菜食と「四毒抜き」から見えた共通点
- 行き着いたのは「一汁一菜」
- 炊き込みご飯が導く自然な節制
- 四毒抜きへの考え方
- シンプルな食卓がもたらす安心と自信
1. 健康法の迷路を歩いて
AT式朝断食健康法を始めてから、いくつもの健康情報に目を通してきました。
食事療法の世界は広く、玄米菜食、マクロビオティック、糖質制限、完全菜食、ファスティングなど、実に多彩です。
しかし、その多くが「何を食べるか」「何を抜くか」という議論に偏りがちで、肝心の「どのように食べるか」──つまり量と心のあり方が軽視されているようにも感じます。
さまざまな健康法を比較し、実践しながら見えてきたのは、意外にも単純な真理でした。
それは、「食べすぎないことこそ、最大の健康法である」ということです。
2. 玄米菜食と「四毒抜き」から見えた共通点
有名な健康法として「玄米菜食」があります。
また近年では、「小麦粉・乳製品・砂糖・油」を抜く「四毒抜き」という考え方も注目を集めています。
これらの方法は一見バラバラのようでいて、根本の目的は同じです。
それは、現代人の飽食による内臓疲労をリセットすること。
つまり、体に余計なものを入れず、自然のリズムを取り戻そうという点で一致しています。
突き詰めていけば、どの健康法も「食べすぎない」「腹八分」「シンプルな食事」へと回帰していくのです。
3. 行き着いたのは「一汁一菜」
自分なりにさまざまな食事法を試した結果、
最も無理がなく、体調の安定に寄与したのが「一汁一菜」の形でした。
「一汁一菜」とは、主食(ご飯)にお味噌汁、そして漬物などの副菜を添える、昔ながらの日本の食卓です。
玄米菜食のように厳格でもなく、四毒抜きのように制限的でもありません。
食べすぎを自然に防ぎ、心にも体にも負担が少ない。
まさに、現代の私たちが忘れかけていた「調和の食事」と言えるでしょう。
4. 炊き込みご飯が導く自然な節制
私自身、玄米ではなく白米を基本としています。
それでも、炊き込みご飯にすれば白米でも栄養バランスが整い、
おかずを増やさなくても満足できる一品になります。
たとえば、
- きのこご飯
- ごぼうと鶏もも肉、生姜の炊き込みご飯
- 梅とシソ、じゃこの混ぜご飯
こうしたシンプルなご飯に具だくさんの味噌汁を添えれば、
動物性タンパク質を減らしつつも、しっかりとした満足感があります。
玄米でなくとも、「食べすぎない工夫」をすれば自然と玄米菜食が目指す方向に近づくのです。
そして不思議なことに、この形に落ち着くと自然と油や砂糖、小麦粉を使う機会も減り、
結果として「四毒抜き」にもなっていきます。
5. 四毒抜きへの考え方
私は「四毒抜き」を完全否定はしていません。
ただ、極端な除去はストレスになりがちです。
現代社会では、外食や人づきあいも避けられません。
「絶対に食べない」という強迫観念は、心身をかえって疲弊させてしまうこともあります。
ですから、基本の考え方は「何を食べてもいい」。
ただし、小麦粉・乳製品・砂糖は控えめにする。
そのくらいのゆるさで続けるのが現実的です。
結果的に、自然と食事が軽くなり、体が楽になっていきます。
6. シンプルな食卓がもたらす安心と自信
炊き込みご飯と味噌汁、そして漬物。
この組み合わせだけで、十分に満足感があります。
ご飯や汁の具材を変えれば、飽きることもありません。
旬の食材を取り入れることで、自然と季節の移ろいも感じられます。
こうした「一汁一菜」を中心に据えた暮らしは、
体調を整えるだけでなく、精神的にも安定をもたらします。
何よりも、
- 調理が簡単
- 食費が節約できる
- 食べすぎない
- 罪悪感がない
という「気楽さ」が、自信や自己肯定感にもつながっていくのです。
✳まとめ
朝断食、少食、四毒抜き、玄米菜食──
あらゆる健康法を試して辿り着いた結論は、
**「一汁一菜こそ最強の健康法」**ということでした。
食べすぎを防ぎ、心と体を静かに整える。
派手さはありませんが、これほど長く続けられる方法はありません。
AT式健康法の次なるテーマは、
「少食と心の静けさをどう日常に落とし込むか」。
その実践を、これからも記録していきたいと思います。
🍵「食べすぎないこと」。それがすべての健康法の根っこにある。
一汁一菜は、心を落ち着け、暮らしを整えるための最もやさしい知恵。





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