AT式健康法・続編──行き着いたのは「一汁一菜」でした

 


📖目次

  1. 健康法の迷路を歩いて
  2. 玄米菜食と「四毒抜き」から見えた共通点
  3. 行き着いたのは「一汁一菜」
  4. 炊き込みご飯が導く自然な節制
  5. 四毒抜きへの考え方
  6. シンプルな食卓がもたらす安心と自信

1. 健康法の迷路を歩いて

AT式朝断食健康法を始めてから、いくつもの健康情報に目を通してきました。
食事療法の世界は広く、玄米菜食、マクロビオティック、糖質制限、完全菜食、ファスティングなど、実に多彩です。

しかし、その多くが「何を食べるか」「何を抜くか」という議論に偏りがちで、肝心の「どのように食べるか」──つまり量と心のあり方が軽視されているようにも感じます。

さまざまな健康法を比較し、実践しながら見えてきたのは、意外にも単純な真理でした。
それは、「食べすぎないことこそ、最大の健康法である」ということです。


2. 玄米菜食と「四毒抜き」から見えた共通点

有名な健康法として「玄米菜食」があります。
また近年では、「小麦粉・乳製品・砂糖・油」を抜く「四毒抜き」という考え方も注目を集めています。

これらの方法は一見バラバラのようでいて、根本の目的は同じです。
それは、現代人の飽食による内臓疲労をリセットすること

つまり、体に余計なものを入れず、自然のリズムを取り戻そうという点で一致しています。
突き詰めていけば、どの健康法も「食べすぎない」「腹八分」「シンプルな食事」へと回帰していくのです。


3. 行き着いたのは「一汁一菜」

自分なりにさまざまな食事法を試した結果、
最も無理がなく、体調の安定に寄与したのが「一汁一菜」の形でした。

「一汁一菜」とは、主食(ご飯)にお味噌汁、そして漬物などの副菜を添える、昔ながらの日本の食卓です。
玄米菜食のように厳格でもなく、四毒抜きのように制限的でもありません。

食べすぎを自然に防ぎ、心にも体にも負担が少ない。
まさに、現代の私たちが忘れかけていた「調和の食事」と言えるでしょう。


4. 炊き込みご飯が導く自然な節制

私自身、玄米ではなく白米を基本としています。
それでも、炊き込みご飯にすれば白米でも栄養バランスが整い、
おかずを増やさなくても満足できる一品になります。

たとえば、

  • きのこご飯
  • ごぼうと鶏もも肉、生姜の炊き込みご飯
  • 梅とシソ、じゃこの混ぜご飯

こうしたシンプルなご飯に具だくさんの味噌汁を添えれば、
動物性タンパク質を減らしつつも、しっかりとした満足感があります。

玄米でなくとも、「食べすぎない工夫」をすれば自然と玄米菜食が目指す方向に近づくのです。
そして不思議なことに、この形に落ち着くと自然と油や砂糖、小麦粉を使う機会も減り、
結果として「四毒抜き」にもなっていきます。


5. 四毒抜きへの考え方

私は「四毒抜き」を完全否定はしていません。
ただ、極端な除去はストレスになりがちです。

現代社会では、外食や人づきあいも避けられません。
「絶対に食べない」という強迫観念は、心身をかえって疲弊させてしまうこともあります。

ですから、基本の考え方は「何を食べてもいい」。
ただし、小麦粉・乳製品・砂糖は控えめにする
そのくらいのゆるさで続けるのが現実的です。

結果的に、自然と食事が軽くなり、体が楽になっていきます。


6. シンプルな食卓がもたらす安心と自信

炊き込みご飯と味噌汁、そして漬物。
この組み合わせだけで、十分に満足感があります。

ご飯や汁の具材を変えれば、飽きることもありません。
旬の食材を取り入れることで、自然と季節の移ろいも感じられます。

こうした「一汁一菜」を中心に据えた暮らしは、
体調を整えるだけでなく、精神的にも安定をもたらします。

何よりも、

  • 調理が簡単
  • 食費が節約できる
  • 食べすぎない
  • 罪悪感がない

という「気楽さ」が、自信や自己肯定感にもつながっていくのです。


✳まとめ

朝断食、少食、四毒抜き、玄米菜食──
あらゆる健康法を試して辿り着いた結論は、
**「一汁一菜こそ最強の健康法」**ということでした。

食べすぎを防ぎ、心と体を静かに整える。
派手さはありませんが、これほど長く続けられる方法はありません。

AT式健康法の次なるテーマは、
少食と心の静けさをどう日常に落とし込むか」。
その実践を、これからも記録していきたいと思います。


🍵「食べすぎないこと」。それがすべての健康法の根っこにある。
一汁一菜は、心を落ち着け、暮らしを整えるための最もやさしい知恵。



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。