野鳥観察で本能の力を強める

毎日毎日同じ自宅で家事をこなす単調な日々。たまに海辺に行く程度。今日も外に出ると昨日より空気が冷たく冷え込んでしました。海辺につくといつもより鳥たちがたくさん浜辺に集まっていました。浜辺にアオサギ、コサギ、カルガモ、海面にオオバン、岸壁にはおそらくヒドリガモが上陸。単調な日常の中での数少ない変化。野鳥観察をしている間はウツや不安感が減りました。生き物を観察するのは脳にいい刺激になります。

何年もの病気療養で世間から隔絶していると時間の流れに責め立てられます。そうした感覚を野鳥観察はやわらげてくれます。今ここにいる瞬間を感じるからです。ほんのわずかな時間ですがこうして自然の中にいるとエネルギーをもらえます。こうしたささやかなことを積み重ねていれば「生きる力、本能が強くなるのではないか?」と期待もしています。

心身を病む者は圧倒的に本能が弱っています。人間社会の善悪ではなく自然の本能の力が健康を決めるのです。多くの善良な人たちが病に悩み悪人が栄える理不尽も自然の成り行きと言えます。この残酷な自然の法則を海辺の散歩で考えました。

理性的に生きるより野蛮に生きたほうが楽なんでしょうが、50数年も生きていて今さら根源的に生き方を変えることはできません。無理に強がってもただの「痛い人」か犯罪者になってしまいます。既に病んでしまった者が本能的に野蛮に生きるのはなかなか難しいものです。せめて外に出て自然にふれあいエネルギーをもらうことが現実的です。

自分は決して善人ではありませんが、それよりもっとひどい人達に虐げられてきました。そういう意味で善人の部類に入るのかもしれませんが、もう少し図々しい性格になれたら病むことは無かったのにと後悔しています。しかし性格はなかなか変えられませんから性格はそのままにして、せめて病気にならないように計らうべきでした。気晴らし、気分転換。手段は合法なら何でもいいのです。海辺の散歩と野鳥観察が今のところ本能を刺激してくれます。続ければ野生の本能が強められるかもしれません。



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50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復