患者側の医療福祉利権~疾病利得と精神医療牧畜システムの狭間で

「一体いつからこんなことになったんだ・・・」

医療福祉利権の渦中の只中にいることをふと思い知らさせる瞬間があります。

「こんなはずではなかった」「いつどこで?」
賭け巡る思い。

福祉医療利権を患者側として受ける側にいても自分に疑問を思うことがあります。

「患者側の医療福祉利権」

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医療福祉利権といえば医者や精神薬会社だけが思い浮かびますが、
患者側にもあります。

私の場合ですが、福祉利権=0円でヘルパーを呼べる。相談支援専門員も0円で選ぶことができる。

医療利権では自立支援医療給付で1割負担で精神科受診と薬代負担。
それも上限2500円です。

さらに障害者手帳をとれば、所得税27万円控除。(その他非課税免除の税制特典)

障害福祉サービスを受けていることを診断書に書いてもらい、年金を請求して
障害年金を受給すれば基礎2級で年78万円の収入が発生(非課税です)
これを以って国民年金は「法定免除」されます(年金証明書を持って申請必要)

ベーシックなところでこれだけの特典があります。

今の私は「非課税に免除」の理念を地でいっています。
その他特典は福祉の冊子やネットで情報探せばまだ何かあるでしょう。

合法的に非課税免除、公金・税金からの援助を受けられるのですから、

はじめから働かず、「自宅で精神通院で障害者でいればよかった」
などと思ってしまいます。

今みたいに体ボロボロ、筋肉減少、皮膚脆弱で貯金も底をつきかけた40代で
は絶望感と不安の中のわずかな「おこぼれ」です。

「ないよりはマシ」といったところです。

福祉に関しては一部の悪質な福祉業者から虐待リスクはありますが、
それでも親の支援が少しでもあれば福祉制度の活用で合法的に楽に暮らせる制度です。

それでもインターネットは福祉療養生活に不可欠ですので福祉そのものとし
ての制度と理念はまだまだ未完性ですが、

お金に少し余裕がある間はこうした福祉制度を使い倒すことが、

医者や製薬会社といった精神医療体制側の医療福祉利権団体から「取り戻す」
唯一の手段なのです。しかしそれは精神医療牧畜システムの中で飼いならされているという現実と条件があります。

社会福祉、ヘルパーにしろ、訪問看護にしろすべて医師の一筆(診断書、意見書、指示書)が必要です。

つまり私が医療福祉利権の「おこぼれ」にあずかるには、精神科医の利権をも同時に増やすことを意味するのです。

医療福祉制度は全て「更新制」ですので精神科に常に通院しなければならず、先日も「月に一回来るよう」
筆談で言われました。

精神科医も私の享受している利権と生活に敏感になって交通費と通院労力を負担させよう
と画策している意地の悪さが露骨に分かります。

本当は減断薬しながらこうした医療福祉利権を享受できればいいのですが、向精神薬、ベンゾジアゼピンでやられた
心身ではほんの少しの緩和にしかなりません。

食欲も性欲もない、かろうじて睡眠がとれる。いわば「生ごろし」の状態です。

「当然の権利」

しかし半死半生のような精神薬害を受けたのですから、患者側の医療福祉利権の
「おこぼれ利権」「疾病利得」は当然の権利といえば当然です。
むしろ、損害賠償請求したいくらいで現にイギリス、アメリカでは40年前に
「ベンゾジアゼピンは集団訴訟」になっています。
日本では30年ほど遅れてベンゾが入り、2012年頃から薬害が言われ始めました。
それでも今も続いています。

この背後には日本人の権利意識の弱さ、医療側の隠蔽体質、隠蔽の受け皿としての福祉があります。

患者側も訴訟する気力はなく日々の生活のため仕方なく医療福祉利権のおこぼれと隠蔽体質に協力して
延命を計るしかないという悲しい現実です。

このような利権構造と隠蔽体質。まるで薬害エイズ事件の非加熱製剤事件の事例を思い起こしました。

産官学複合体による利権構造と隠蔽体質そのものです。

日本はどこまでいっても医者や官僚、学者、大企業(とりわけ食品、大製薬会社)に有利にできており、
これらに焦点を当てた近現代の歴史を研究するとおぞましい事実が次々と明らかになるでしょう。
ちょうど原発事故でさまざまなことが明らかになったように巨額の利権のために国民の生命財産が蔑ろにされているという事実が
浮かびあがるでしょう。

向精神薬は合法麻薬ですからリピーターが多く、製造流通コストも低く、いわゆるコストパフォーマンスの良い商売です。

一番破壊的で非人道的なクスリが合法的な商売として医者の権威でばらまかれマスコミがまた宣伝する。
日本は先進国だといいますが、実態は違いますね。麻薬撲滅戦争を達成しているフィリピンのドゥテルテ大統領の
政策を見習った方がいいと思うくらい堕落と腐敗が蔓延っています。

日本も向精神薬を非合法にすればいいのでしょうけど、大きな利権、それも国際的な利権が絡んでいてそうはいかないようです。

国民が自ら知識と情報を得て自衛するしかないようです。

私は既に合法的に薬漬けにされ、離脱と後遺症になってしまい、立場的に偉そうなことは言えませんが、
経験者としてこんなクスリは飲むべきではありません。

受診当初に思った「これ抜く時どうするのか?」「ずっと通院させるための薬?」という直観が当たっていました。

今でも原疾患=肩こりと不眠に耐えていたほうがよかったです。
クスリが別の病気を運び今では障害者です。

医療福祉利権の「おこぼれ」を受けているものの(受けざるを得ないのですが)

おこぼれにあずかり、あずかり続けようとする自分の姿を冷静に客観視すると、
本当に情けなく、哀れに思います。

医療福祉利権の「金の流れ」が見えながらの障害福祉サービスの受給ですからある種の罪悪感さえあります。

少しでも回復すべく日々を福祉の方達と充実させていきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性 2015年(40代の前半)に過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 一人暮らしなので自炊。食事の改善をはかる 現在はご飯とお味噌汁の一汁一菜の一日に食生活 障害年金と家族の支援を受けて生活しています。 先の不安を感じながらも 節約と療養に明け暮れる生活を送っています 体力の回復で何とかなると楽観 気楽にいきましょう