年の瀬に感じる回復と焦り――体力を温存し、心の安定を選ぶ

目次

  1. 年の瀬という時間の重み

  2. 体は確かに回復している

  3. 「あと少し」がもたらす焦り

  4. 体力を温存するという選択

  5. 年末年始をどう過ごすか

  6. 心身の安定を最優先に


年の瀬という時間の重み

12月21日。
街の空気や日差しの角度、スーパーに流れる音楽までが「年末」を強く意識させる季節になりました。特別な出来事がなくても、この時期になると自然と心がざわつき、時間の流れそのものが重く感じられます。
一年を振り返らざるを得ないからでしょうか。それとも、また一つ年を越えるという事実が、否応なく心身に問いを突きつけてくるからかもしれません。


体は確かに回復している

体調面に目を向けると、背中の強い硬直や骨格の歪みは、確実に改善してきています。
以前のように、常に体が左にねじれ、緊張で固まっている感覚は薄れてきました。動作も自然になり、日常生活での負担は明らかに減っています。
それでも、いつも同じ言葉を書いてしまうのですが、「あと少し」のところで、どうしてもすっきりしない。完全に抜け切らない違和感が、静かに残っています。


「あと少し」がもたらす焦り

この「あと少し」という感覚が、焦りを生みます。
特に年末は、その焦りが増幅されやすい時期です。
体が回復してきているからこそ、「なぜ完全ではないのか」「いつになったら終わるのか」という思いが浮かびやすくなります。

その結果、焦燥感、不安感、そして過去への後悔といった負の感情に、心が支配される時間が増えてしまいます。
体は前に進んでいるのに、心がそれに追いついていない。そんな感覚です。


体力を温存するという選択

ただ、今年は一つ大きな違いがあります。
昨年までのような懸垂など激しい筋トレは控え、無理な負荷をかけない生活を意識しているため、体力自体は比較的保たれています。
病状そのものは、例年と大きく変わっていないのかもしれません。しかし、体力を消耗させすぎないという選択ができるようになったことで、日々の疲労の質は明らかに変わりました。

そのおかげで、今年の年末年始は、これまでよりも穏やかに過ごせそうな感触があります。


年末年始をどう過ごすか

年末年始は、良くも悪くも「時の移ろい」を強く意識させられます。
何かを成し遂げなければならないわけでも、無理に前向きになる必要もありません。
今の自分にとって大切なのは、体力を消耗させないこと。その上で、心の揺れを最小限に抑えることです。

「あと少しで治したい」という気持ちは自然なものですが、それを焦りに変えないことが、今は何より重要だと感じています。


心身の安定を最優先に

体の回復は、確実に進んでいます。
だからこそ、年末年始は無理に何かを変えようとせず、今ある回復の流れを大切にしたい。
体力を温存し、静かに過ごすことで、心の安定をはかる。

年の瀬のざわめきに飲み込まれすぎず、できるだけ穏やかに。
それが、今の自分にとって一番現実的で、誠実な選択なのだと思います。

 

 




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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。