障害年金の準備を振り返る

障害年金で助かっています。

毎月赤字ですが、障害年金のおかげで貯金へのダメージが浅くて済みます。
本格的に節約すればお金が少し貯まります。

しかしなんだかんだでお金がかかるのが現実です。

去年の今頃、障害年金をあきらめていました。
社会保険労務士とコンタクトをとって放置していたんです。

ただ障害年金受給のための下準備をしていました。

確定申告です。本来3月までに済ませる確定申告を昨年は9月にしました。

所得0でも申告しておかなければ障害年金の審査に影響が出るからです。

1)経済的に困窮。

2)日常生活は一人暮らしが無理でヘルパーと看護師の派遣を受けている。

この状況をつくり出し=客観的に説明すべく確定申告=住民税0申告をやりました。

次に医師に診断書を書いてもらいます。

医師には口頭では伝わらないので「先生への手紙」を作成します。

作文は社会保険労務士に頼みました。社労士に面談で状況を取材してもらい、Eメールでのやり取りで連絡。
「先生への手紙」の下書きを
ワード形式の原稿を添付ファイルで送信してもらいました。
編集は私がして提案した編集文章を社労士に送信。

最終的に原稿を社会保険労務士にわたしてチェックしてもらいました。
この手紙下書き作文をプリントアウトし、封書にしました。
封書と白紙の診断書を主
治医に手渡し障害年金の診断書作成をお願いしたのです。

障害年金制度と申請方法は本当に複雑で、ここではあまり立ち入りませんが、
上記1)2)は
必ず実践しておいてください。

大前提条件として必須です。

私は書類作成途中で住民税のこと気づいて冷や汗をかきながら書類を整えました。

こうなることのないよう、毎年の確定申告をしっかりしてください。
所得税0の人です。
税務署に行かず市役所の住民税と一体化した申告になります。
これでOKです。地方税が審査でみられますので最寄りの役所で手続きすると便利です。

住民税が決定する確定申告が9月と大幅にずれても、
地方税の確定申告を済ませておくことが、障害年金支給請求における経済状況の説明に欠かせないのです。

あとは2)の「病気で働けない」説明を具体的に手紙のまとめて医師に渡せばいいのです。
ヘルパー派遣も訪問看護もそのために布石です(私には実際に必要でしたので、一挙両得という感じでした)

障害年金は本当に助けになります。

病状や環境によって一概に言えませんが、上記1)2)のポイントを抑えておけば受給率はあがります。

一度限りの勝負です。

計画的に実践なさることをお勧めすます。

なお障害年金の支給請求には、


1)初診日要件

2)納付要件

3)病状(障害状態)要件

この3つの要件を満たさなければなりません。

初診日要件とは精神科・診療内科にかかった初診日です。

国民年金又は厚生年金に加入していることが前提です。

どちらにも入っていない人で20歳前に初診日のある人は「20歳前」の制度で請求できます。

20歳前の初診日のカルテがあれば可能です。
これは年金に加入していなくてもできます。

一般的には年金に加入していることが前提です。

2)の納付要件はある程度の年金を遅滞なく支払っているか?です。

請求する際に遅延、滞納があるとここで落とされてしまいます。
そして3)の病状要件は日常生活のことを客観的にみられます。

「一人暮らし」の人は障害基礎年金2級には通らないそうです。

このため、最低限訪問看護をつけておいてください。

自立支援受給者証だけで訪問看護が使えます。手帳はいりません。

万全を期して、訪問介護=ヘルパーの派遣を受けてください。
これは手帳があれば(申請中でも)

自宅に市の調査員に来てもらって障害区分を支給されればヘルパーの派遣を受けることができます。

訪問看護とヘルパー派遣を受けないと一人暮らしができない客観的事実を作り上げておくのです。

どんなに重症でもこの客観的事実がなければ書類審査だけですので、年金の審査には通りません。

詳しいことは社会保険労務士の先生にお尋ねください。

経済状態は病状を左右します。ですので早めに上述したポイントをおさえ
て障害年金の支給請求をなさってください。

権利です。

ただ年金に加入が絶対条件でこれだけは支払うしかないようです。

私は20歳前を使うことができました。

これだと納付要件はあまり問われません。

ただ28年も前のことなので不安でした。
実は18の時に一度今の主治医のところに通ったことがあります。
その時の初診日を使いました。

当時出された薬は飲みませんでした。

主治医もよく28年前のカルテを持っていたものです。

ただ、初診日認定を28年前の初診日になかなか認めてくれませんでした。
昨年この点苦労しました。予備に持っていた診断書を渡して書き直してもらいました。
(その際「社労士は関与していない」と主治医にうそをつきました。宗教的従属を求める医師で苦労しました)

読者の方は国民年金に加入してから受診してください。

国民年金が支払えないなら加入してから即座に減免申請をしてください。

それでも「加入支払い」したことになります。
そうして精神科・心療内科にかかってください。

後知恵で「今さら言われても遅い」とご批判受けそうですが、
ぜひとも年金に加入してから精神科・心療内科にかかってください。

できれば厚生年金の加入時がいいです。

一度は働かなければいけません。その時に初診要件を満たすべく初診通院するのです。

障害厚生年金だと最低等級3級でも6万程支給されます。
2級ですと12万以上ではないでしょうか?もっと多いかもしれません。

障害厚生年金だと「等級落ち」になっても最低月額6万は支給されるのです。

私は20歳前の制度を使いましたが、厚生年金加入期間が長く、多く支払ってきました。

本当は障害厚生年金がよかったです。

もしかすると支払い履歴をみられて2級になったのかもしれません。(これは憶測です^^;)

いずれにせよ1)初診日要件、2)納付要件、3)病状要件が満たされていたといえます

これに念のため「確定申告」を済ませておいてください。

わたしは国民年金減免申請と同時並行でしたので大変でした。

今は障害基礎年金2級、国民年金法定免除です。

経済的不安を軽減しました。皆さまの障害年金支給請求の役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

近畿在住。50代男性。 ベンゾゾジアゼピン系薬剤で薬害を被りました。 2019年7月3から断薬開始 断薬に関する書籍、ネット上の知識、激励そして鍼灸治療(訪問)のお陰で断薬に成功。 現在薬はまったくのんでいません。 断薬生活を機に食生活を見直しました。 日々の料理記録から断薬成功に必要な「思想」を読み取って ください 断薬に必要なのは小手先のテクニックではなく 生命や社会に対する思想が重要になるからです。 思想は料理に反映されます 「医食同源」の立場から砂糖や添加物を除いた料理記事を中心に しています。 お米はたくさん食べています。 世間で喧伝されているような糖質など一切問題ありません。 (ベンゾ服薬歴) 2000年 レキソタンからベンゾ開始。 以降ベンゾ系の睡眠薬を服用。 2007年レキソタン(ブロマゼパム)、セルシン(ジアゼパム)の2種類を カクテル処方され、2015年まで8年長期服用。 2015年から大幅な減断薬開始。 猛烈な胃痛と痩せ(衰弱)に襲われ 筋萎縮の後遺症に陥り現在も療養中です。 現在断薬4年を経過 2023年8月3日時点