断薬後の日常、家事の他は一日のほとんど英語学習に費やしています。学習や勉強のことを書くと興味の無い人が多いのでこの話は書きたくなかったのですが、生活の一部になったので記します。
2021年の1月18日から英語の教科書を音読するようになりました。きっかけは80年代の洋楽をYouTubeで聴いている内に本格的に学ぼうと思い立ったからです。そして2021年はちょうど50歳になる年だったので、人生の節目として何か始めたかったのです。これまで薬を飲んでは仕事もプライベートもでたらめに過ごし家族はもちろん多くの人に迷惑をかけてきました。こうした自分を克服するために自宅でできそうなことは英語学習が最適だと思いました。
もともと何か学ぶのは嫌いではないのですぐに学習に取りかかりました。難しい文法などはあまり立ち入らず中高生向けの英語の読み物を音読するというシンプルな方法です。文法はわからない時だけネットや参考書で調べました。50前後の自分が中高生向けの教科書を読んでいるのは勉強する姿は、傍から見るととても奇妙に違いないと思い、恥ずかしく思うこともありましたが基礎を重視していたのでひたすら音読をしました。
英語コーチにお金を払って指導も受けました。そこでシャドーイングという英文をネイティブの発音の後にシャドー(影)を追うようにたどって発声するやり方を教えてもらい、それも日常生活に取り入れました。
音読にシャドーイング、英語を書かずに声を出す音声重視の英語勉強法です。これが今の英語学習では効果的とされる方法です。何より首肩の筋硬直に悩んでいる自分にとって首や肩に負担のかかる「書く」という作業を無しに学習できるスタイルはまさに渡りに船でした。こうして毎日英語の音読とシャドーイングが日課となって3年以上続いています。
「脳のリハビリ」
何度も英文を音読することでたくさんの文章や単語を自然に覚えます。するとある日、「これはとても良い脳のリハビリになるのでは?」と気づきました。長い間かなりたくさん薬を飲んでいたので「記憶力や知能が低下しているかもしれない」と、いつも不安で自信を無くすことが多かったのですが、思った以上に文章や単語を覚えられました。脳の機能はあまり低下していないように思え、自信を持てました。
とはいえ薬が何らかの形で脳にダメージを与えてきたことには間違いなく、そうしたハンデを克服するためにも英語学習を続けているのです。
ベンゾを20年近くのんで断薬、50歳を過ぎて老化も劣化している脳でどこまでやれるか、挑戦です。
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