AT式朝断食の試行錯誤──胃腸を休める勇気と“食べすぎの罠”

 


📖目次

  1. AT式朝断食の経過報告
  2. 胃腸不調の正体──食べすぎという盲点
  3. 飽食の時代における断食の意味
  4. 「食べない勇気」と体の声を聴く
  5. 次のステップ──少食・断食の再挑戦へ

🍂本文

1. AT式朝断食の経過報告

先週お伝えした「AT式朝断食健康法」(→前回の記事はこちら)。
朝を抜き、昼を軽め、夕方は自由に──そんな生活を始めてみました。

ところが、現実はそう簡単にはいかないようです。
胃腸の調子はいまだ不安定で、心窩部に違和感が残り、
お腹の張りや食欲不振が続いています。

どうしても「食材の在庫整理をしなければ」と思い、
昼に食べすぎてしまうのです。
自分では軽めにしているつもりでも、実際にはカロリーも量も過多。
“食べすぎている自覚がない”ことこそ、慢性不調の根っこにあるのかもしれません。


2. 胃腸不調の正体──食べすぎという盲点

金曜日、少し腹を下しました。
一時的にはつらかったのですが、排泄のあと不思議と気分が軽くなりました。
腸が楽になると、心まで楽になる──そんな実感でした。

同時に「自分の胃腸には相当な負担がかかっていた」と気づきました。
飽食の時代に生きる私たちは、カロリーや栄養学の数字にとらわれ、
“必要以上に食べている”ことを正当化してしまいます。

朝断食をしているとはいえ、昼や夜に余分なものを詰め込んでしまえば、
それは単なる「朝抜きの食べすぎ」になってしまうのです。

この矛盾に気づいたとき、ふと「本格的な断食が必要かもしれない」と思いました。


3. 飽食の時代における断食の意味

過去をふり返れば、食べすぎて苦しみ、
ミニ断食を取り入れては忘れる──そんな繰り返しでした。

人は「食べることで健康を保つ」と思い込みがちですが、
実際は“食べすぎが毒”になることも多い。
体を痛め、心を鈍らせる原因の多くが、実は消化疲労にあるのではないかと感じます。

筋硬直や骨格の歪みが胃腸と連動しているように、
心身の調子は「食べ方」に強く影響されています。

飽食の時代にこそ、「食べない」という選択が
デトックスであり、精神のリセットになるのです。


4. 「食べない勇気」と体の声を聴く

お腹が空かないときは、無理に食べなくていい。
これは簡単なようで、意外に勇気がいります。

“栄養を取らなければ”“筋肉が落ちるのでは”といった
常識や恐れが頭をよぎるからです。
しかし、それらの考えこそが「現代栄養学の呪縛」かもしれません。

私は最近、体重が減少気味です。
そして、食欲のない日が増えると、
「もしかして病気なのでは?」「がんなのでは?」という不安さえ浮かびます。

けれど、冷静に考えれば、体が求めていないのに
無理に食べることのほうが、不自然です。
“空腹を受け入れる”ことが、実は最大の癒しなのかもしれません。


5. 次のステップ──少食・断食の再挑戦へ

筋硬直や骨格の歪みは、以前に比べてかなり改善しました。
だからこそ今は、「胃腸を整える」段階に入ったのだと思います。

慢性の不調や疲労感は、複雑な病ではなく、
単純に“食べすぎによる疲弊”である可能性もあります。

ここで一度、思いきって胃腸を休ませ、
体内の大掃除をする時期に来ているのかもしれません。

「食べる」より「食べない」こと。
「満たす」より「空ける」こと。
そのバランスを取り戻すことが、真の健康につながるはずです。

AT式朝断食健康法の次なるテーマは、
“少食と断食の融合”──食べない勇気を持ち、
体の声を静かに聴くこと。

この実践を通じて、
心と体の調和をもう一段階深めていきたいと思います。


📌まとめ
朝断食を続ける中で見えてきたのは、
「食べないことの難しさ」と「食べすぎの怖さ」でした。
体を守るための知識より、体の声に耳を傾けること。
それが、真の“健康法”の始まりなのかもしれません。

 

 


 



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。