【ベンゾ離脱回想録】足裏ぺたぺた

2015年からはじまった胃痛、激やせ、首肩の筋硬直
皮膚異常といった症状の他に酷かったのが
足裏が薄くなりペタペタした感じになり歩きにくくなったことです

特に冬場は体が冷え神経が鋭敏になるので
歩くと足の裏の薄さがダイレクトに分かり
「このまま足の裏の筋肉が無くなるのではないか?」
「もしかするとALSではないか?」などと怯えました

特に風呂から上がって足裏がお湯で濡れたまま歩くと
そのまま床に足が沈みそうになり歩行困難になりました

ただでさえ胃痛や首肩の筋硬直がつらいのにさらに足裏の違和感で
体全体がギクシャクして生きた心地がしませんでした

こうした苦しみに月単位なら耐えられるかもしれませんが自分はこれが年単位で続きました

幸いALSではなく足裏の筋肉も残り土踏まずも回復しました

足裏ぺたぺたの原因は全身の痩せと筋硬直が重なり
足裏の末梢神経が敏感になっていたためだと思います

症状は月日とともに緩和しましたが足裏の薄い感じが少し残っていたので
2年くらい前に訪問の鍼灸師さんに足裏の筋肉のチェックを頼みました

今でも足の裏を軽くマッサージーして筋肉の状態を確認してもらっています

鍼灸師さんからは「問題無い、丈夫な土踏まずです」と言ってもらえ
精神的に助かりました

「ベンゾの薬害(神経破壊)で足裏の筋肉が消失して歩けなくなるかもしれない」と
本気で悩んでいたので他者の視点から観察してもらうと救われた気分になりました

西洋医学では足の裏をみる診療科は思いつきませんから
体全体のことはやはり鍼灸治療といった東洋医学系の診察が適しています

こうして他者にみてもらうだけでもずいぶん精神衛生的に良いですからね

1人でベンゾ離脱のグルグル思考の中で体のことが気になり始めると
絶望感しか出てきませんから体の違和感のことだけでも
安心させてもらえば生きる気力がわいてくるものです

ほんの少しでも希望が残っていれば生きていくことができます
そうしているうちに時間が解決することもあるのです



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。