「筋肉症状」
ベンゾジアゼピンの副作用で最もつらいのは、筋硬直、筋肉の強張りといった筋肉症状だと思います。
私が一番悩まさて、慢性化しているのは、まさにこの筋肉症状でその期間は大幅な減薬を実践した2015年
から3年目になります。それ以前のベンゾジアゼピン服用中(私の場合、レキソタン1日15mg、
セルシン1日15mg合計30mgの一日の上限最高量)は、常用量で筋硬直が出て、
それを抑えるためにさらにベンゾをのむという日々でした。
そこから大幅に減らした今も、最後のレキソタン5mg1錠を断薬したり、服用したり、現在もなお、完全にやめきれずにいます。
他のサイトの方の断薬成功談や失敗談を読んで、
「自分は大丈夫」と万全の自信を持って減薬したものの、長期にわたる離脱症状が進行しています。(遷延性(せんえんせい)離脱というらしいです)
2017年6月下旬から障害福祉サービスを受給し、ヘルパーさんに家事を手伝ってもらっています。ようやく日常を保てています。
ベンゾジアゼピンは「筋弛緩」作用、つまり筋肉を緩める作用がありますから、
その反跳作用で筋肉の強張りが
出て当然といえば当然なのですが、あまりに辛すぎます。
「離脱緩和法」
ここで私のとった離脱緩和法はひたすら「安静」にすることでした。この時、肉体症状だけでなく、
精神症状が出て、とても辛いです。
今も精神症状が完全に治ったわけではありません。焦燥感、差し迫った感覚、度の過ぎた後悔などがあります。
さらに現在の年齢(40代半ば過ぎ)を考えると、
とてつもない「喪失感」の中にいます。さらに肉体症状の筋肉衰弱が進行し、心身ともにダメージを受けた感覚です。
このような中で福祉に依存することは私には必要不可欠なものです。ヘルパーさんに一部始終を話し、症状の緩和のため、
「会話」をする日々を送っています。つまり私の緩和法は、「安静」と「会話」です。身の回りにサポートしてくれる家族がいるのなら、
福祉に頼らなくてもいいのですが、このようなクスリをのんでいると、必ずといっていいほど家族と不仲になっている
人が多いように思えます。なので、「福祉」活用法について言及します。
「障害福祉サービス」
私が受けている福祉サービスは行政の障害福祉サービスです。もともと65歳以上の高齢者を前提しており、
私のような40歳代がヘルパーさんを呼ぶには、法律が複雑で一苦労しましたが、「福祉サービスの原理」は同じです。
ここに導入法を。年齢を問わず、まず役所に行きます。
そして「ホームヘルパーを利用したいのですどうすればいいですか?」と職員に尋ねてください。
「一日何時間くらい必要で、何をしてもらいたいか?」などと聞かれます。ここで「家事です。主に調理や掃除を手伝ってもらいたい」
と答えます。さらに主治医(かかりつけの精神科医)の名前を伝えておくことが大切です。
後は役所の職員が手続きしてくれます。私の場合1か月近く待たされましたが、福祉サービスを受給できるようになりました。
ヘルパーを呼んでも、すべて無料です。(所得により一部負担もあるかもしれませんが・・・)
私の場合「市役所」を通して、手続きがほとんど整いました。
もちろん、主治医が福祉に理解があるのなら、主治医経由でも構いませんが、
確実に行政サービスを受けるには役所に直接赴いた方が無難だと思います。
ベンゾジアゼピンという処方薬に対する理解と行政サービスに対する手続きの知識と理解。この二つによって、ベンゾジアゼピンの
減薬、断薬に大いに役立ててもらいたいです。減断薬の心構えと行政サービス活用の知識でした。
22:31 2018/02/19(執筆)
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