ベンゾ薬害は戦後日本の矛盾に行きつく

胃痛にお茶

7月に入りました。この時期は季節の変わり目でベンゾジアゼピン離脱症状が一番強く
出る季節です。

ベンゾを大幅に減薬してからこの3年間、

毎年7月前後に体の異変があり、長引く後遺症につながっています。

2016年7月には汗が少なくなり、2017年7月にはノドの違和感、

そして今年は急に胃がえぐれるような感覚に陥りました。

筋肉減少とノドの違和感は小康状態のままで胃が絞られるような感覚。

時折激痛が走ります。

関節回りの筋肉が薄くなり干からびたような状態。

それを改善しようと食事を無理に摂っていました。

しかしこれも胃に良くなかったようで、

今では苦しいのなら食べないようにするかお粥程度ですませています。

しかし胃の不調は長引くばかりで困っていたところ、「お茶」に目をつけました。

それも暑い緑茶、日本茶です。

お茶を一日一杯程度、面倒でも湯を沸かし急須(きゅうす)に入れてのんだところ、
胃痛が緩和され、神経の痛みが治まることを発見しました。

お茶にはカテキンが含まれています。ビタミンCも含まれており、
ベンゾジアゼピン薬害で
ダメージを受けた体に良い作用をもたらすようです。

以前にもお茶の効用を取り上げましたが、

ベンゾジアゼピン離脱症状や後遺症にも効果があります。

これはぜひとも続けたい。これまで魚介類や肉卵による栄養補給、
ショウガやニンニクといった薬膳をとり入れるなど
外部から補給するというの工夫の連続でしたが、

一番効果があるのは、小食にしてお茶をのむという禅僧のような食生活が

実はベンゾでやられた心身にやさしく、回復への道につながると察しています。

もちろん肉や卵を否定するわけではありません。
むしろより良い調理をして小まめに補給するようにします。

しかし普段の精神安定には熱いお茶が最適です。

これから暑くなる時期にもあえて熱いお茶をのむのです。

明治生まれの父方の祖父(故人)が生前よく熱いお茶をのんでいたのを思い出します。

昔の人は「生活の知恵」で知っていたのですね。

ベンゾ薬害で努めて熱いお茶をのむようにしていますが、
そもそもこんなクスリをのまず、
昔ながらの和食に緑茶程度で質素な生活をしていれば、

傲慢になることもなく、普通の日常を送れたことだろうと悔しい思いがします。

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「原点回帰」

日本の戦後は大量生産、大量消費、それも添加物まみれの食品にまみれ、社会においては、
過剰な競争心を煽られて
きました。

そういう消費社会がどんどん進むのと同時に「心の~」キャンペーン
が繰り広げられてきました。

今から思えばこれも用意周到な資本主義の罠だったんですね。

80年代後半から90年代にかけて新聞や雑誌の紙面に
心の病気の記事が頻繁に特集されていたのを
思い出します。

今から当時の記事の一部を読み返すと資本主義社会の
過労やストレスを全て自己責任にするという前提で

「心療内科」の受診を誘導する仕組みであることがわかります。

私は心の病気など実は存在せず、
すべての原因は経済=お金にあると思います。

ほとんどの心の問題は、お金の基盤によって左右されます。

多くのトラブルもよくよく根本を突き詰めれば
お金の問題に行きつきます。

これは何も拝金主義を礼賛しているわけではありません。

経済力を持てば必然的に権力につながります。

毒親問題も実は経済問題です。稼ぎの悪い父や夫がその
不満のはけ口を立場の弱い子供に押し付けているのです。

反対に経済力のある毒親の場合は子供をいつまでも自分の支配下、
影響力の下に置いておきたい、

「独立(=経済的自立)など許さない」というエゴがあります。

そうした間違った観念で本来独立し、父を追い抜く
ほど稼ぎの見込める子供を
潰しているのです。

「どこまでも自分が一番でいたい」という独善的な父親です。

私の父がそうでした。あらゆる時点で経済的自立を妨害されました。

これはある意味恵まれていたとも言えますが、
しかしそれは過保護な状態で過保護も一種の支配だとするなら、

本当は、親の子への支配を続けたいというエゴです。

これは何も家族だけでなく、社会全体に言えることです。

例えば日本はアメリカの従属国のままです。

独立するなら、核武装しなければなりません。しかしそういう議論さえ許されない社会基盤があります。

これは何も思想の問題ではなく、日本に自立されては困るという
戦勝国(米英中国ロシア)の大国のエゴが
そうさせているのです。武力に関しては、
国家単位のことですのでこれ以上言及しませんが、
国家の経済的な自立の背後には武力の大河が流れているのです。

つまり小さなところでは家族、中間では学校や職場、地域、そして大きくは国家単位で
真の経済的自立をさせない「支配者側の「意図」が働いているのです。

それを気づかせず、すべて個々人の心や観念に原因があるとすり替えている。

支配者側の意図つまり本当の原因を隠蔽するために
「心の病気キャンペーンが」繰り広げられているのです。

そして治りもしないクスリを使って治そうという本末転倒なことが精神医療の場で行われているのです。

こうしてベンゾジアゼピン問題の背景を歴史的に考察していくと、日本人の培ってきた良き文化が

全て戦後の間違った拝金思想によって歪められ、大衆意識を支配し、本当の原因や矛盾に気づかせないようにしているのです。

あるいは気づいている人間をクスリで鎮静化しようとう政治的意図があることも発見できます。

現在、和食や緑茶をとり入れ食文化から原点回帰をはかり、
それを以ってベンゾ薬害の克服を進めています。
そうした過程で上述した歴史的、社会的な背景に気づかされるのです。

明治生まれの方々が昭和の終わりから平成の始めまで食文化の乱れに
警鐘を鳴らしておられた。今再び耳を貸さねばならないのです。

クスリでやられた心身の状態では遅きに失しましたが、できる範囲で原点回帰をし、
せめて心だけでも正しくすることが、今の私にできる努めだと感じています。

昔の人は本能的、科学的に戦後の食文化の乱れ、環境破壊を見抜いておられたのです。

もっと耳を貸すべきでした。今はもうそうした明治、大正時代の人の知恵の片りんは少なくなってきました。

しかし私が少なくともそうした昔の知恵を知識として少しばかり知っています。

ベンゾに走った愚かさとともに、優れた昔の知恵も少しは持ちあわせています。
どうか私を反面教師にしていただきたい。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度を利用し自宅療養中 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 現在断薬5年経過  筋肉もほぼ回復