Contents
ベンゾ断薬6年3ヶ月──適度な飲酒とリラックスの大切さ
目次
- はじめに
- 断薬から6年3ヶ月の現状
- 残っている首肩・背中の強張り
- 朝散歩の休止と生活の見直し
- 晩酌を再開した理由
- 飲酒とストレスの関係
- ベンゾとアルコールの違い
- 「休むこと」を肯定する大切さ
- これからの展望
- おわりに
1. はじめに
10月3日で、最後のベンゾジアゼピン系薬(レキソタン)を断薬してから6年3ヶ月を迎えました。ここまでの道のりは長く、辛い時期も数え切れないほどありましたが、今こうして文章を書ける状態にあること自体が、一つの成果だと感じています。
2. 断薬から6年3ヶ月の現状
現在は全体的にかなり回復してきています。かつてのような全身を覆う重い症状は薄れ、日常生活もずいぶんと楽に送れるようになりました。とはいえ、首や肩、背中の強張りはまだ残っています。完全に症状がなくなったわけではなく、「改善の途中」といった感覚です。
3. 残っている首肩・背中の強張り
慢性的に出ていた筋肉の硬直やコリは、断薬直後よりは大幅に軽減しています。ただし疲れがたまったり、冷えたりするとすぐに症状が出ることもあり、まだ注意が必要です。これらはベンゾ離脱による神経や筋肉の過敏さと、日常のストレスの両方が関係しているのだと思います。
4. 朝散歩の休止と生活の見直し
一時期は毎朝散歩を習慣にしていましたが、今は休止しています。歩くこと自体は体に良いのですが、「毎日やらねばならない」と義務感に変わった瞬間に、逆に心身に負担を与えてしまうのです。体調と相談しながら、やる・やらないを柔軟に選ぶことが、長期的には重要だと気づきました。
5. 晩酌を再開した理由
ここ最近、夕食時に少しお酒を飲むようになりました。ビールや日本酒などを軽く晩酌するのが習慣になっています。以前は断薬後の心理的な抵抗もあり、アルコールを断っていましたが、今は「適度な飲酒は心身の息抜きになる」と実感しています。
6. 飲酒とストレスの関係
禁酒していた頃は、早寝早起き、散歩や筋トレを続ける一方で、原因不明の疲労感や心窩部の違和感に悩まされました。おそらくストレスが過剰にたまり、活性酸素などが心身にダメージを与えていたのだと思います。
晩酌を取り入れてからは、オンとオフの切り替えが自然にでき、生活にメリハリが生まれました。過度にストイックになるのではなく、適度に力を抜くことの大切さを身をもって知りました。
7. ベンゾとアルコールの違い
精神薬とアルコールはよく「類似の作用を持つ」と言われます。しかし、私自身は両者をまったく別物と感じています。ベンゾは人工的に神経を抑え込む薬であり、依存や副作用が深刻でした。一方でアルコールは古来から人類に親しまれてきた発酵飲料であり、適切な量とタイミングを守れば、むしろ心身を和らげてくれる存在です。
もちろん飲みすぎれば害になりますが、「適度さ」を守れば人生を豊かにする役割を果たしてくれると思います。
8. 「休むこと」を肯定する大切さ
これまでの私は、「頑張ること」「休まず続けること」が美徳だと思い込んでいました。しかし、その姿勢がかえって自分を追い込み、体調を崩す原因になっていたのです。
今では、休むことやだらけることを「悪」と捉えず、「豊かさ」だと肯定するようにしています。ベンゾに頼ることなく、適度な飲酒や静養を取り入れることは、むしろ人生を有意義にする大切な要素だと感じます。
9. これからの展望
首や肩の強張りはまだ残っていますが、生活は以前に比べて確実に改善しています。散歩や筋トレは無理せず再開のタイミングを見極め、お酒もあくまで「適量」を守る。そうした小さな工夫を積み重ねることで、これからもさらに安定した日々を築けるはずです。
10. おわりに
断薬から6年3ヶ月。完全に症状がなくなったわけではありませんが、確実に回復し、人生をより豊かにする工夫を見つけてきました。
「休むこと」「適度な楽しみを持つこと」は決して怠惰ではなく、むしろ健康で充実した人生の基盤。これからも焦らず、自分のペースを大切に歩んでいきたいと思います。
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