昨日からレキソタンを復活しています。
これまで「断薬」に伴う苦しみと闘ってきましたが、「終わりが見えない」「ゴールが無い」
「このままでは衰弱死する」との判断から再服用です。多くの方に「再服用すべし!」とのアドバイスを頂くも
かたくなに拒否してまいりましたが、事ここに至っては是非もなく再服用しか道は残されていませんでした。
幸い少しレキソタンが効きます。耐性がついているとはいえ、どこかで効いているのです。
もちろんベンゾジアゼピンが毒で農薬と変わらない神経毒の対処療法であることも知っています。
認知症又は癌を誘発することも知っています。
それでも、今のままストレスに耐え続けて「抑うつ」状態が酷く続き、食事ものどを通らない状態では、
肉体が衰亡し、心まで萎縮、混乱するだけです。
現状は、とても惨めで、簡単な家事すら困難になっています。
「毒を以て毒を制す」という言葉があります。ベンゾジアゼピンは神経毒で対処療法であります。
しかしストレスも猛毒でコルチゾールという物質が筋肉を衰弱化し、胃腸障害をもひき起こします。
ベンゾは弱い毒です。依存性や離脱(禁断)症状、副作用(認知機能低下など)があるにせよ、
ストレス即ち環境変化、人間関係での衝撃(ショック)などで弱り、慢性化した心身には、
ベンゾジアゼピンは、強度で慢性化したストレス・ダメージをやわらげる作用があると認識しています。
抗不安薬は、対処療法とはいえ、そもそも西洋医学は対処療法、戦場医学、救急医学ですから、「症状を抑え込む」のは当たり前で
急なストレスが長期化・悪化し症状の固定化が起こった今の私にはベンゾジアゼピンは必要悪の存在です。
そもそも根本治療の薬などありません。薬でその場の症状を抑え、それを以て自己治癒力を引き出す体力を作り出すのです。
もちろん、こんな薬は飲まないに越したことはなく、
内海聡氏やサイエントロジー=CCHR=市民人権の会の方々の書いていることは
原則的に正論で、できればそちらにコミットしたい気持ちで一杯です。
「レキソタン5mg~10mg」
昨日今日とレキソタンは5mgから10mgに増やしています。最高量の15mgまで処方してもらっていますが、
これまで断薬期間、減薬期間が長かったことを考えると急な増量も体の負担になるので回避したいという判断です。
今日は5mgを朝食後に服用し、朝からAmazonマケプレの受注、梱包発送作業を終え、簡単な食器洗い、掃除洗濯など
いつもはできない日常家事をこなせました。食事も、珍しいことにいつもより美味しく頂けました。
「やはりストレスが猛毒だったのか?」と自問自答ししました。
思えば昨年にレキソタンを増量したとき、5月に福祉手続きが出来て、
9月に確定申告のやり直し申請が出来、10月から障害年金の本格的手続きなど
かなり動くことができました。
やはり減薬ストレスとそれに伴う重度の「抑うつ」が良くなかったのでしょう。
また長期にわたる家族からの虐待・疎外が私の心身を蝕んでいたことも忘れてはならないストレス要素です。
悪いことにこの間にベンゾジゼピンの離脱(禁断)症状もありました。しかしそれより家庭や地域のストレス、孤独ストレスが
私の心身を蝕んでいたのは確かです。
私の場合はあまりにも長期に寝込んだので、ストレスの長期化としかいいようがなく、これに対処するにはベンゾジゼピンという
向精神薬の毒でストレスを抑え込むしかなかったのです。
ストレスを抑え込むレキソタン、この点は医師を信用したいです。
ただ今以上の抗うつ剤やメジャーは回避したいというのが本音で、
いつまでレキソタンやサイレースで安定を保つことができるかが問題になります。
一種の賭けです。
ストレスを緩和し、よく眠る。以て体内治癒力を高める。自分の力でできることを増やしQOLを高める。
そういうサイクルを作り出す。
こういう方策しかないでしょう。
もちろん副作用が気になることろです。
どんな薬にも副作用はつきもので、これがあるからといって、薬そのものを避けるのは本末転倒な状態だと
3年間の減断薬経験で分かりました。
また落ちた筋肉や皮膚異常の問題もあります。
これは一朝一夕にはいきません。栄養を十分にとり運動する。
ヘルパーさんと外出(移動支援)を活用する。
そういった総合的なアプローチが必要になります。
とても気長な話です。
焦る気持ちを抑え、最小限の薬と付き合い、薬のメリットを最大限に引き出す努力が必要になります。
失った時間やお金、体力は元に戻りません。ここに心理的悲しみがあるのですが、
これらも包括的に緩和しなければならず、どこまでも「負の人生」を引きずらざるを得ません。
また向精神薬はビオチン欠乏症になりますから、薬をのんでいたらなおさら栄養に配慮しなければなりません。
栄養重視のあまり中性脂肪が増えるといった問題も出てきます。
薬物と栄養、どこまでもいたちごっこですが、事ことに至れば、ストレス疾患と割り切り、レキソタンやサイレースという
ミドルリスクミドルリターンの薬物で体調を整えるのがベターでしょう。
QOLが高まれば、薬はいらなくなります。自然と減ることを期待しています。
断薬から半年ほどで通常の向精神薬ユーザーに戻りました。
1日24時間近く布団の中で倒れているおはあまりにも不健全でそれこそ死を意味します。
薬も不健全ですが、今こそよく眠って食べて動くというQOL向上の一助として薬物投与を活用してみたいです。
眠ることが治癒への一歩。精神薬の眠りは偽物といえ、全くの不眠でノドに違和感がでるくらいなら(離脱かどうか別として)
眠って体力をつけることが慢性的な症状を緩和する唯一の方法と確信しています。
これまでの我慢の経験も役立っていると思います。
減断薬の目的はスポーツや我慢比べではありません。より良い日常、QOLの向上が目的です。
毒を以て毒を制す (「以毒制毒」)ストレス毒をベンゾ毒で制す」です。
「弱い毒とはいえ、ストレス毒を相殺する」
ベンゾジゼピンは、神経毒です。農薬と変わりません。しかしその毒性は極めて弱く、
地球や社会に蔓延する猛毒、環境ストレス、心理ストレス、化学的ストレス、金銭ストレス、
寒暖ストレスや「社会ストレス」で疲弊した心身には、必要最小限の毒物ではないでしょうか。
もちろん依存や禁断(離脱」症状があります。また多剤処方による薬害も厳然として存在し、
一筋縄では肯定できない状況にあることは周知の事実です。
ここで精神科医の力量が問われます。なるべく副作用の少ないローリスクの薬剤を少量試すというスタンス
が癒しの基礎になります。なるべく単剤で抗不安薬の他、睡眠剤を少量処方して心身の安定をはかり
患者の容態を観察することが本来の精神医療の姿だと思います。
資本主義が発達するにつれ、人間疎外の資本の論理が日常化している今日、精神力や修養と言った精神訓話だけでは、ストレスで乱れたホメオスタシス、自律神経のアンバランスはますます乱れたものになります。
精神薬が毒だとわかっていても、適宜少量から服用し、体の痛みを緩和し、自己治癒力を高めるのが、
心身医学の本来のあり方だと確信しています。
やみくもに減断薬にこだわることは危険で、精神薬ユーザーは自分にあった薬を医師と相談して処方してっもらうのが、
もっとも無難と言えましょう。
このような考えが今の自分には正しいものとなりました。
3月下旬、これから暖かくなります。桜の花も満開になるでしょう。
いつ精神的に追い込まれ、迫害されてもおかしくない現代資本主義社会の冷酷さ。
精神医医療の良い面も見つめ、心身共に良い方向に向かうことを期待しています。
「ストレス」という概念はあいまいで「甘え」の方便とみる向きがありますが、
自らの心身と家庭そして経済基盤をクールに考え、精神科医に正しい状態を報告する努力も
怠ってはなりません。弱い毒でも社会毒、慢性ストレス毒には効果的である、と結論付けます。
こんばんは。
ATさんが内海聡の支持者ならば、大変不愉快な思いをさせますが、
私は内海聡を嫌っています。
彼のブログを見てみましたが、彼は人間としての最低の礼節もわきまえていない人物のように思えます。
彼は精神科を強く批判しています。その点においては私も彼の意見にほぼ同意します。
ただし、彼の精神科(向精神薬)批判は、彼自身が医師として臨床で得られた経験から発せられたものとは到底思えないのです。
彼が精神科を批判し始める前から、ネットではすでに向精神薬の離脱のすさまじさは、今ほどではないけど知られていただろうし、
海外ではもっと進んだ情報があったでしょう。
彼は性格は破綻しておりますが、(金もうけの)情報にめざとい男であり、医師であることから頭もいいでしょう。
精神科批判は金になると思ったにちがいありません。
我々向精神薬被害者は医学の無力さ、でたらめさを痛いほど自分の身で理解しているはずなのに、医学信仰という現代の
巨大な宗教からは棄教できておりません。
彼の精神科批判は、どこかのネット記事で拾ってきたような誰もが言える浅い内容
ですが、彼が医師という肩書きを持つことから、彼は一部の人間に大いに支持され、
一時期は教祖と言っていいくらいの存在になりました。
私が恐れているのは、彼のような人格破綻者が批判している精神科はさぞまともなものだろうと薬物離脱を経験したことない人が
思ってしまうことです。
愛読者様。時宜に適ったコメントありがとうございます。
私のつたない文章から内海氏らへの複雑なスタンスを読み取っていただいたと推測し感謝致します。
仰る通り内海氏の民間療法は80年代から90年代に流行した「甲田療法」=小食・断食や、
戸塚ヨットスクール的な脳幹理論を拝借してつなぎ合わせているように思えます。
(同世代なので民間医療の潮流はだいたいわかります)
彼の今のスポンサーはCCHR(市民人権の会)サイエントロジーでしょう。
勝共学者みたいなもので医師の権威で反体制、反権威で実は体制側(反福祉)
で売り込んでいるのです。
スポンサーのサイエントロジー(CCHR)のことを”無批判に”擁護するのは、
彼が多額のお金もらっているからです。
彼は「サイエントロジーに金貢いだことない」と仰っていますが、「金をもらっているんです」
医者、学者にはこういうスポンサーがつくのはいい商売なのです。
御用学者、タレント学者と言ったところでしょうか。
ただ彼らのいう反精神医療、反精神薬の知識はおおむね正しく、多剤処方、精神病棟での
拘束、隔離、ECTなど人権侵害を否定・批判する理論は誠に正しく文句のつけようがありません。
しかしそれでも既に向精神薬の被害にあった人達、後遺症にあるもの、又はストレスが急激かつ慢性化した私のような
ものにとって、文字通り受け取れません。
私にとって穏やかな作用のレキソタンというベンゾジアゼピ
ンを適宜服用することはストレスで疲弊した
心身(中でも副腎皮質ホルモン)の正常化には欠かせないと思います。
麻薬には違いありませんが古来より麻薬は医療として使われてきました。
お酒もたばこもそうです。体にいい訳がありませんが、長生きした老人は最後までお酒やたばこをたしなんでいた事実もあります。
ストレスと向精神薬、QOLに関して最新投稿にUPしましたので、解読して頂ければ幸いです。
また、反精神医療のスポンサーも製薬会社という噂もあります。政治と同じで与党と野党に分けているのでしょうか。
いずれにせよ私たちは正しい知識と僅かな毒(精神薬)を使ってでもQOLの改善に努めるしかないようです。
(本当は薬物無しが望ましい)
内海氏の存在は逆説的に精神医療を全て肯定する危険があるというご意見は仰る通りです。
彼はあえて反面教師を演じている・・?
複雑な時代ですね。