断薬後の食生活

断薬してからは食生活を重視しました。それまでも自炊が多かったのですが、化学調味料を使った加工品やチェーン店でのたまの外食を月に何回かするなど添加物には無頓着で今みたいに丁寧な料理はしていませんでした。調味料でも大手メーカーのつくる添加物入りのものを多く使っていました。
料理で最初に気をつけたことは調味料です。塩は人工化学のものではなく自然塩に。醤油やみりん、酢は昔ながらの製法のものでビン詰めのものに。味噌は無添加の長期熟成タイプ。植物油は一番搾りのビン詰めのものを選ぶようにしました。
マヨネーズやケチャップはどうしても化学調味料が多くなるので避けています。ソースも砂糖が入っているものが多いのでたまにし使いません。
調味料と素材にこだわるとどうしても和食がメインになります。西洋風の料理をつくると肉や魚、野菜といった素材の上にソースや他の調味料で味を上塗りする感じがしてもったいないのです。
中華もだいたい同じ感じなのでたまに少しつくる程度にしています。化学調味料を避けた食事にこだわると和食に行きついたのです。刺身や卵など生で食べられる手軽さがいいのです。焼くにしても塩か胡椒で少し味付けする程度です。

こうして毎日和食をメインにした料理をつくっていると日本がいかに風土に恵まれたいい国であるか気づきました。お刺身でも鮮度の良い安い魚を近所のースーパーで買って自分で捌けば立派な一品です。外食をすると何千円もするお刺身が数百円で買えるのです。魚のさばき方を少しばかり学ばなければなりませんが、ネット動画で見て覚えて実践するうちにできるようになります。ほんの少しの努力でできるようになります。
日本以外でこうした料理ができる国が果たしてどれほどあるでしょうか?魚をさばきながらいつも日本という国の豊かさに驚くのです。卵にしても生で卵かけご飯ができる。外国ではまず無理でしょう。

断薬して食生活を正すという面からは日本が一番理想的な食生活を実現できるとわかったのです。確かに化学調味料や保存料、冷凍食品の数も多いのが日本です。しかし素材を生かした和食を覚えれば鮮度の良い食材と塩、醤油、味噌、酢、みりんといった調味料を工夫するだけで健康的でバランスのとれた料理を実現しやすいのも日本なのです。せっかく日本に生まれ日本で暮らしているのだから恵まれた環境と食文化を大いに活用すべきです。


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50代男性 私大経済学部卒業  若いころから病気がち アルバイトや自営の仕事を転々とする 現在、自立支援医療、障害基礎年金2級 手帳2級の社会福祉制度利用者 2000年ベンゾジアゼピン服用(レキソタン、ロヒプノールなど) 2015年(40代の前半)にベンゾ常用量依存と 過労で倒れ自宅療養 当時服用していたベンゾジアゼピン系薬物の害毒を知り 2019年7月3日レキソタン断薬 一人暮らしなので自炊。食事の改善をはかる 現在はご飯とお味噌汁の一汁一菜の一日に食生活 障害年金と家族の支援を受けて生活しています。 先の不安を感じながらも 節約と療養に明け暮れる生活を送っています 薬害を受けてもないことにされるという資本主義社会の 矛盾に気づき社会福祉を受けることでマルクスの資本主義分析に共鳴