断薬5年8ヶ月、ついに本丸へ——左半身の硬直がほぐれてきた

 


目次

  1. 断薬から5年8ヶ月と2週間、今の状態
  2. ついに左半身の硬直が緩和
  3. 失った歳月、それでも取り戻したい健康
  4. 薬をやめて回復できたことを素直に喜びたい

断薬5年8ヶ月、ついに本丸へ——左半身の硬直がほぐれてきた

 

1. 断薬から5年8ヶ月と2週間、今の状態

3月16日、断薬を始めて5年8ヶ月と2週間が経ちました。まだ寒さが続き、指先がかじかむ日もありますが、確実に体は変化しています。特に感じるのは、筋硬直と骨格の歪みの改善です。

今回、特に大きな変化があったのが左肩甲骨まわり。ずっと固まっていたこの部分が、ここにきて一気にほぐれてきました。これは私にとって大きな出来事です。

2. ついに左半身の硬直が緩和

これまでは右半身ばかりがほぐれ、左側の強固な硬直はほとんど変化がありませんでした。しかし、今回はっきりと自覚できるほど左肩甲骨や首・肩まわりが緩み、それと連動して左胸の圧迫も和らいできました。

呼吸が深くなり、体が軽くなったような感覚があります。

左半身の硬直こそが、もともと私がベンゾ系薬(レキソタンや睡眠薬)を服用する原因でした。薬で治そうとしましたが、結局は症状が固定化され、悪化。薬に依存するだけの状態に陥っていました。

その負のループから抜け出し、断薬と鍼灸治療を続けた結果、ようやく50代にして20代の頃に失った健康を取り戻しつつあります。

3. 失った歳月、それでも取り戻したい健康

あまりにも長い時間を、不健康なまま過ごしてしまいました。
29歳から始まったベンゾの影響で、体のバランスは崩れ、回復するための手段を見失っていました。それが今、50代にして少しずつ健康を取り戻している実感があります。

「もっと早く気づいていれば」と思うこともあります。
しかし、過去を悔やんでも時間は戻りません。大切なのは、”今” です。たとえ一秒でも、本来の健康を取り戻せるなら、それは大きな意味がある。そう信じて、これからも回復の道を歩んでいきます。

4. 薬をやめて回復できたことを素直に喜びたい

正直、ここまでの道のりはつらかったです。回復のペースは遅く、思うようにいかないことばかりでした。それでも、薬をやめて確実に体が良くなったという事実は、素直に喜びたい。

世の中には、回復しない病気や障害もあります。そう考えると、「治る」ということ自体が、どれほど貴重でありがたいことかと思うのです。

今後も焦らず、体の変化を見守りながら、一歩ずつ前進していこうと思います。

 

 



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。