断薬から明日で5年7か月

2月2日。ベンゾ(レキソタン)断薬から明日で5年7か月になります

ここ最近、ずっと海辺の散歩を休んでいます。最初は風邪をひいたことがきっかけでしたが、気づけば「そろそろ歩こうかな」と思いつつも、そのまま1週間、また1週間と時間が過ぎていました。

以前の自分なら、こんなに長く動かないことに強い焦りを感じていたでしょう。でも今は、動かない時間もまた意味があるのではないか、と思うようになっています。

動かないことで見えてきたこと



散歩を休んでいる間、家でのトレーニングを続けていました。ヨーガストレッチ、スクワット、体幹を鍛える軽い筋トレがメインです。これらを続けていると、歩かなくても意外と体力は落ちていないことに気づきました。それどころか、背骨の歪みがますます整い、姿勢が改善されてきているのを実感しています。左半身が特にひどいんですがそれも光が見えてきました

「体は動かさないとすぐに衰える」というのが一般的なイメージですが、実際には適切な負荷をかけながら調整していけば、休んでいる間に回復する部分もあるのかもしれません。いやむしろゆっくり休めたほうが体力を温存できます。

休むことへの罪悪感と向き合う

休むことは、これまでの私にとって「怖い」ことでした。動かなければ回復が止まる、悪化するのではないか。そんな不安が常につきまとっていたのです。でも、今回はその考えを少し手放してみることにしました。

休む時間の中で、自分の体の感覚に耳を傾けてみると、今まで見落としていた変化に気づきました。背中の緊張が解け、呼吸が深くなり、全身のバランスが少しずつ整っている。焦って動き続けるだけが回復ではないのだと、少し実感できた気がします。

変化のない日々に飽きる自分

正直に言うと、こうして静かに過ごす日々に少し飽きてもいます。回復の道のりは、劇的な変化があるわけではなく、毎日少しずつの積み重ね。でも、その「少しずつ」の中に確かな変化はあるのだと思います。

食欲には波があります。体が軽い日もあれば、だるさが残る日もある。精神的にも、落ち込む日と前向きになれる日が交互にやってきます。こうした波に一喜一憂せず、ただ淡々と受け入れていくことが、今の私にとって必要なことなのかもしれません。

そろそろ動き出すタイミングかもしれない

とはいえ、こうして内にこもる時間が長くなると、やはり少しずつ外に出たい気持ちが芽生えてきます。そろそろ久しぶりに海辺を歩いてみようか。そんなことを考え始めました。

次回の更新では、散歩を再開した話を書けたらいいなと思います。とはいえ、無理はしない。自分のペースを大切にしながら、また少しずつ進んでいこうと思います。



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ABOUTこの記事をかいた人

50代男性。現在、自立支援医療や障害基礎年金2級、手帳2級の社会福祉制度を活用しながら自宅療養中。 2000年よりベンゾジアゼピン系薬(レキソタン、ロヒプノールなど)を服用。 2015年、40代前半に常用量依存と過労の影響で倒れたことを機に、自宅での療養生活を開始。当時服用していたベンゾジアゼピン系薬の有害性に気づき、断薬を決意。 2019年7月3日にレキソタンを断薬。現在、断薬から5年が経過し、筋肉の回復をはじめ身体全体の健康を取り戻しつつあります。 療養生活を送りながら、社会復帰を目指して日々前向きに過ごしています。